こんばんは。
コツメの母さん。です。
前回のブログでは友達の下宿先で具合が悪くなり、救急車で搬送された長女の話を書きましたが実はその数日前にもコツメの父さんが病院でお世話になっていた、という話を書きたいと思います。(ちなみに父さんは救急車ではなく、自分で行きました。)
ある平日の朝のことです。
その日はコツメちゃんの中間テストが近く、学校でもテスト範囲の内容が終わっている教科の授業はテスト勉強(つまり自習)をする時間になっていました。
前日の夜、コツメはリュックサックに「自習時間は数学の問題集をやって丸つけするから。」と言って数学の問題集の解答を入れていました。
翌朝。
コツメとお友達が学校へ行くのを玄関で見送り、ホッとした私は”ちょっとお茶でも飲もうかな…”と思ってリビングに戻りました。
すると…ふと見るとソファの上に数学の問題集がおいてあるではありませんか!
「あーそうだ!昨日夜遅くに”ここまでやったんだけど〜。もう眠いから寝るわ。”って、コツメ、私に見せにきてた。そのまま置きっ放しにしちゃったんだ!」
コツメ、解答だけ持って行ってしまったのです。
自習中にやることなかったら困るなぁ…、ただでさえ家で勉強しないんだからせめて学校の自習時間にやってほしいなぁ…と思った私は父さんに車で送ってもらって登校中のコツメをつかまえて問題集を渡そう!と思い立ってしまったのです。
そしてベッドでまだ寝ていた父さんを起こして車に乗せてもらいました。
結局コツメは学校に到着していて私が見つけたのは下駄箱で上履きを履こうとしていたところで、でした。すっぴんマスクの髪ぼさぼさのおばさんが突然現れたのでコツメはびっくりしていました。
そして無事に問題集を渡し終えた私は学校近くで待っていた父さんの車に乗り込み、
「コツメに会えたよ〜。」
と言って家へ帰ることに…。
すると突然父さんが車を運転しながら
「と、トイレ行きたい…!!」
と言いだしました。
あぁ、朝起こしてすぐに車に乗っちゃったからね…。トイレにいかなかったんだね…。
こうなっちゃうと父さん、もう時間がないんです。我慢できないのです。焦りまくる父さん。
5分後、家に着き、車をとめると父さんは振り返りもせずにすぐに家の玄関へかけていきました。
私はゆっくり車から降りて、前日雨が降っていたので植木の様子をちょっとみてから玄関へ歩いて行きました。
するとなぜか玄関の前にまだ父さんがいて、鍵をドアにさして開けようとしていたのです。
「あれ?もうとっくに家に入ってトイレに駆け込んでるはずだけど…?」
と不思議に思ったと同時に父さんが
「トイレに行きたくて走ったら前日の雨でタイルが濡れてて…。転んだ。」
と静かに言いました。
ええー!!
よく見ると、うすいグレーのスェットがびしゃびしゃに濡れています。
どうやら派手に転んだ模様です。
私は心配なのと、何をしてるんだという苛立ちと、大きい体でズベッと転んだんだろうなと想像するとちょっとおかしくて笑いが込み上げてくるというなんともいえない気持ちになり、
「ちょっと…もう歳なんだから気をつけないと!雨で濡れてるとここ、滑るって知ってるよね?気をつけなきゃダメじゃん!!」
と言いました。
すると父さんは鍵を開けながら
「知ってる。だけど仕方ないじゃん。転んじゃったんだから。それより転んだ時に…メダカが入っている睡蓮鉢で頭を強打した…」
って言ったんです!
えええーーー!
「さわってみぃ。」
というので顔を触ると、腫れている…!!!
しかも位置が
こめかみ!
顔を見ると、もともとぽっちゃりの丸顔なのでわかりにくいけど、打った方がしっかり腫れてて左右のバランスがおかしいのです。
朝、コツメちゃんの忘れ物を私が見つけなければこんなことにならなかったかも…
だけど、あわてて走って転ぶのがいけないじゃん!
なんでこんなことになるのよ!
っもうっ!
と腹立たしくなると同時に
あんな重たい睡蓮鉢でこめかみ打ったらやばいのでは…
と心配になってきました。
トイレから出て来たとうさんの顔はやっぱり片方腫れています。
「病院、行った方がいいんじゃない?
なにかあったら怖いよ。もう50歳なんだし…!!」
私は怖くなって言いました。
父さん、転んだ時にメガネをかけていたのですが、メガネの柄のところもぐにゃっと曲がっています。そうとう強く打った模様です。
その睡蓮鉢も前日の大雨であふれそうだったのでわざわざ夜中に移動させたのです。ふだんだったらそこになかったのです。
それなのにたまたま移動させた睡蓮鉢に頭を打つとは…(´Д` )
父さんもいろいろネットで検索して
「数時間後に具合が悪くなったりしたらまずいから、Zoomの会議は休んで病院行ってくる。」
と言いました。
会社に睡蓮鉢に頭を打って病院へ行くので会議に出られない旨を連絡すると同僚の方がすごく心配して
「病院をみつけるのも大変だから救急車を呼んだ方がいいのでは…?」
とわざわざメールしてくれました。
いろいろ考えたけれど、自分で病院に行くことにしました。頭なのでちゃんと検査できる大学病院にしました。
そう、
この病院です…。
ちょっと恥ずかしい!
とにかく父さんといえば
うなぎの骨がのどにささって大学病院へ行ったり、
葉っぱが目に刺さって眼科に行ったり…
かなり人騒がせなのです…。
病院へ出かけて2時間くらいしたころ、父さんから
「CT撮ってもらったけど、大丈夫だったよ。内出血もしてないってさ。なので帰ります。」
とLINEがきて数十分後、元気に帰宅しました。
よかったです。
病院で父さんは
「ちょうど父さんがぶつけたこめかみあたりの骨は弱いので折れやすいから怖いですよ。
折れてなくてよかったですね。
頭を打ったときに特に異常が見られないから大丈夫だと思って普通に生活していたら、じつはすこしずつ内出血していて1ヶ月後とかに症状がでたりすることもあるんですよ。」
とお医者さんから言われたそうです。
そして頭を打った患者さんへの注意が書かれたプリントをもらって来ました。
お薬などはでませんでした。
あれから10日以上経ちましたが、父さんは元気です。
口を大きく開けるとこめかみ辺りが痛いのと、打ったところのこめかみのあざがアゴの方に移動してパンチされたみたいになっています。
それでもだいぶ良くなったみたいです。
雨で濡れたタイルには要注意。
若い頃のようにこけた瞬間に立て直せるほどもう足腰は強くない。
あわてちゃいけないと思った
コツメの母さん。でした!