こんにちは。
コツメの母さん。です。
先日、我が家の屋根と外壁工事をするために足場をつくってもらいました。
数ヶ月前になりますが、施工会社を決めるためにあいみつを取ろうと数社に見積もり依頼をしたのです。
数社の営業の方がそれぞれ約束した日に脚立やカメラを持って家の周りや屋根の上を見てくれました。
その際にどの会社の方からも
「もし工事することになりましたら、せっかく綺麗に咲いているのですが壁に咲いているバラの木は切っていただくことになります。」
と言われました。ちょうどバラが咲いている時期だったんですよね…。
これでは壁にペンキを塗れないですもんね。
10年から15年に一度の塗装です。
綺麗に塗っていただきたい。
せっかく数年かけてここまで大きくなったバラですが、花が散った後にきれいに切りました。株は残したのでもし新しい芽が生えたらラッキーくらい?かも…。ちょっとだけ期待しています。
そして切った枝の一部は15センチくらいに切って…
↓こんな感じで挿し木にしました。
うまくいけば2ヶ月くらいで根が生えるはずなのですが…。挿し木用の土は用意しないで家にある土を急いで使ったためダメかもしれません…。
もし根が生えたら大きな鉢に植え替えて大きくし、いずれ元の場所に地植えしたいなぁと思っています。5年くらいかかるかもしれませんけどね…。
楽しみです。
さてさて
我が家は足場工事が無事に終わり、今現在、ぐるりと足場と網に覆われています。
初めての大掛かりな工事。
動き出して初めて知ることばかりです。
まずは(当たり前なんですが)屋根と外壁塗装は足場がないと始まりません。
まず足場を組む業者さんが来て足場を作ってくれます。
そうすると外壁を洗浄してくれる業者さんやペンキを塗る業者さん、屋根をのせる業者さがその足場を使って作業ができるのです。
足場がないと始まらないのです。
最初見積もりの額を見た時に、足場にはお金がかなりの額かかっていました。
紙の数字で見たときは、「うわぁ、高いなぁ」と思いましたが、朝から夕方暗くなるまで日焼けで真っ赤になりながら4人の職人さんが組み上げるのを見ていたら高くて当たり前だと思いました。
すごいです。足場の足を乗せるプレートなんてめっちゃ重たそうなのに手仕事であげて組んでいました。
それにこれがなければこれから外壁を洗ってくれる人、塗ってくれる人、屋根にのってくれる人が安全に仕事ができないんですもんね…。
命にかかわる仕事なのだと思いました。
高いなぁって思って悪かったです。
さてさて話は足場を組む日の朝にもどります…。
我が家は狭い土地いっぱいに駐車場と家が立っています。
そしてお隣さんとめちゃくちゃ建物が近いです。
そんなわけでコツメ家には庭はないのですが、敷地の一角にザクロの木が一本植わっています。
我が家は建売住宅だったのですが、その時に植えられていた木でした。
この一角から不審者が建物の裏手に侵入しないようにという意味もあったのだと思います。
そしてその意味は十分すぎるほどありました…。
我が家の裏手にはザクロの木とお隣の塀の間(30センチくらい)からしか行く方法がないのでかなりがんばらないとそこに入れません。枝や葉があると隙間なんてないのです。めりめりっと入っていかなければならないのです。
しかもザクロって、枝にものすごい針があるのです。
そのため母さんは、家の裏手に行く唯一の入り口であるザクロの木から入ったことはなく、裏手の草むしりをするときは一階のまどから靴を落として出入りしていました。
そしてザクロの脇を出入りするのは年に一回。ガス屋さんです。
一年に一度ガス会社さんが裏手にある機械の点検をしてくれるのですが、そのときはガス屋さんは木の横をぐぐっと通らなければならないのです。
一度だけ
「この木は出入りが大変なので切った方がいいです。怪我をしかねないので。」
と言われたこともありました。
言いにくいことだと思うので、よっぽど大変だったのでしょう…。
以来『やっぱり裏手にいく入り口がここしかないのにザクロが植わっているのはちょっと困るよね…」と思いました。
そしてもう1つ気にしていたこと。それはお隣の塀にザクロの木がとても近いのことでした。
伸びるとすぐにお隣の方に入ってしまうので葉が伸びる時期はとても気をつかいます。
枝がすぐ伸びてお隣さんに邪魔だし、葉がたくさんつくと虫もついてしまうのです。
そのため、梅雨や暑い時期は何回も枝を切っていました。
こんな感じでいろいろないくつかの小さい問題を抱えていたため、『ザクロの木は切ってしまった方がよいかも…』と思うこともときどきあったのです。
それでも生きて植わっているのでこまったなぁ…と思っていました。
ここ2年くらいはザクロの実までつけてくれたしね…。
それなのに切る日は突然にやってきたのです。
足場工事の職人さんが朝やってくるとコツメの父さんに
「これは切った方がいいです。」
と言ったそうです。
リビングにいた私に父さんは
「切っていいかっていってるけど、切っていいよね?」
と聞いて来て、私は考える間も無く
「いいよね。切ってもらおう。」
と答えました。時に悩む時間が必要ないこともよいのかもしれません。思い切りが大事なこともあります。
↓足場工事が終わった後の写真。
足場を支える土台と切り株です。
全ての工事が終わったらもうすこしきれいに切ってしまおうと思います。
コツメの母さん。でした!
前回のブログに私がとっておくことにした古い「家なき子」の本のおはなしにブコメをくださりありがとうございました。
同じ本をもっていたというid:kurumibookさん!
思い出したという絵はこれですね!同じ思い出があるのがなんだかうれしかったです。