こんばんは。
コツメの母さん。です。
最近、意を決して古い読まなくなってしまった本を廃品回収に出すことにしました。
卑弥呼とか織田信長とか伊藤博文などなど…の歴史漫画のシリーズです。
私が子どもの頃に出た本なので劣化がひどく、汚れています。
すこしもったいないけれど、今は同じような歴史漫画シリーズも本の大きさがコンパクトになっていたり、内容も少し変わっていると思います。
必要になったらその時新しいものを借りるなり買うなりすればよい…と思い処分することにしました。
本を重ねてビニール紐で結んでいきました。
歴史の本以外の物語の絵本などもいっしょに紐でくくりました。
あとは廃品回収のある曜日まで廊下に置いておくだけです。
1日経ち、2日経ち…。コツメの母さん、
「やっぱりあの本だけは捨てられない!」
と思った本がありました。
とても汚れていたのですが思い出深い本だったので捨てようか捨てまいか迷いながら処分しようと決めた本です。
でも2日経ってやっぱり捨てられないと思ったのです。
この本です。
亡くなった父から子どもの頃オススメされて買ってもらった本でした。
読んだとき、途中は悲しくて泣いてしまったのですが、最後は主人公のレミが幸せになります。
私は読んだ後、父に「家なき子」の感想を言ったのですが、オススメした父は若い頃に読んだであろうはずなのに登場人物の名前をそれはよく覚えていて、私は驚いたのを覚えています。
父から「おもしろいぞ。」と勧められていまでもおぼえているのは
「家なき子」「あぁ無情」「15少年漂流記」などなど。どれも外国のお話ですね。
「王子とこじき」も勧められて読みました。
なんとなく物語と一緒に父の思い出も重なって、やっぱり捨てられなくなって紐をといて「家なき子」の本をとりだしました。
汚かったのでヤスリをすこしかけて布でふくと少しだけきれいになりました。
裏表紙には「○○ ○子」と小学生の私が書いた自分の名前がありました。(もちろん旧姓)
子ども時代のコツメの母さん、そうとう気に入っていたのでしょう…。
50歳になった私ですが、もうしばらくこの本は大事にとっておこうと思いました。
コツメの母さん。でした。