こんばんは。
コツメの母さん。です。
GWの頃、家の車からおりた時に家の壁にいつもと違うものを見つけました。
それはドロバチの巣でした。
ドロバチのお母さんは、泥を運んで巣を作ります。いくつかに分けた部屋をつくり、卵を産みます。
しかもお母さんは外から餌になる虫をとってきて部屋のなかに入れておくのです。
その餌は卵から孵った子どもたちがちゃんとおいしく食べれるようにドロバチのお母さんは餌(芋虫とか幼虫です)を捕まえた時に毒針を刺し、麻酔をかけてから巣に備蓄するのです。
ドロバチのお母さんは自分の生んだ卵と子どもが生まれた時に食べる餌を部屋にいれたら巣に蓋をしてどこかへ飛び去ってしまいます。そして帰ってくることはありません。
卵から孵った子どもたちはお母さんの残してくれた餌を食べて成虫になり、巣に穴をあけて外へでていくのだそうです。
母さん、この家の壁の巣から子どもたちが飛び立ってほしいと思ったので巣は壊さずに見守ることにしていました。
巣を見つけてからは、新聞をとりに行く時など外に出たら巣の様子をときどきチェックしていたのです。
ところが我が家のドロバチは一向に成虫になって外へ出たようにはみえません。
そのうち、我が家の外壁工事が決まると、業者さんは巣を見つけて
「足場を組んだ後、建物の高圧洗浄をしますので、このハチの巣はその時撤去しますね。」
と言いました。
私は心の中で
「えーーーー。ハチの巣は私が楽しみにしているのです。どうか工事が始まるまでにドロバチちゃん、旅立って…。」
と思っていました。
ところが一向にドロバチの巣から成虫が出た感じがないのです。
そしてとうとう足場を作る日が近づいてきました。
私は、巣のことをわすれませんでした。
足場をつくる前日に、私自らが巣を壊そう。
だって中を見たいんだもん…!!!
そして特別な変化もなくその日はやってきたのです。
私は意を決してカッターを握りしめ、いざ巣の前にたち、スマホで動画を撮りながら巣に刃を入れました。
ごりごり…。固いけれど泥の粉がぽろぽろと落ちていきます。
そのうちサクッと穴があきました。
部屋です。
部屋の中には餌を食べた残骸がぱんぱんに残っていました。
(気持ち悪がる方もいらっしゃると思いますので写真は割愛いたしますね。)
遺跡を掘るように私は優しくカッターの刃をあててサクサクと削っていきました。
なんと部屋は4階建になっていました。
餌の残骸を取り払った巣の画像はこちらです↓
きれいに作られていました。
コツメの母さん、感動してしまいました。
縦8センチ、横3センチの小さい巣ですが、お母さんバチの体の大きさを考えたら大作です。
体の何倍もの巣(しかも四部屋)をつくり、餌をしこむってすごいなぁ。。。と感激してしまいました。
結局、ドロバチの赤ちゃんはいませんでした。
巣の下の方に小さい穴があいていたのですが、GWに見た時もあったのでもしかしたらすでにドロバチは出て行ったあとだったのかもしれません。
それにしても自然てすごいなぁ…と感心した
コツメの母さん。でした!