こんばんは。
コツメの母さん。です。
野中広子さんの「消えたママ友」という漫画を読みました。
一気に読んでしまいました。
ネタバレはしないですが、登場人物とほんのちょっぴりの導入部分だけ紹介したいです。
「消えたママ友」は保育園で知り合った仲良し4組の母子の物語です。
・やんちゃなコーくんのママ、春ちゃん(物語の主人公)
・ママの前ではいい子で裏ではちょっと意地悪、小学生のお姉さんがいるので口が達者なリオちゃんとママのヨリちゃん(ヨリちゃんはだんなさんの実家の商店の手伝いをしている。子育てが2回目のため他のママ友よりよくも悪くも達観している。優しい姑さんに協力してもらいながら外で働くキレイな有紀ちゃんに嫉妬している。)
・頭がよく、お上品な感じのただよう男の子ツバサくんと美人ママ有紀ちゃん
・リオちゃんとは正反対のおとなしいすうちゃんとママの友ちゃん(友ちゃんは4人のママ友のなかで一番若い。やさしそうでいてドライな一面もあり、すうちゃんのために一緒にいるけれど年上のママ友に気を使っていて疲れている。)
物語は
お仕事をバリバリやってキレイで優しくて全てに恵まれているように見えた有紀ちゃんが、ツバサくんもなにもかもおいて失踪してしまうところから始まります…。
理由は…?なんで…?
仲良くしていたはずだったのに、どうして有紀ちゃんがいなくなってしまったのか、みんな分からないのです。
この大きな出来事が、残った3組のママたちの関係に暗い影をおとし、ゆがみが生じていきます。
そして問題を抱えているのは有紀ちゃんだけではなく、それぞれになにかしらあるのです。
でもそれをつまびらかにできないのがママ友の関係で…。
ものすごくリアルで、コツメの母さん、読み進めながらピヨ姐が幼稚園児の頃のご近所づきあいを思い出しました。
そして物語のなかでキャラクターたちの心の中で思っている愚痴やいいたくてもいえないことが昔の自分とかぶるところがたくさんあってすごい漫画だなぁと思いました。
きっとこの漫画を読んだたくさんの人がそう思ったと思います。
私、今振り返ってもはっきりいって子ども(ピヨ姐)が幼稚園児の時が一番辛かった…。
小学校に入ってしまうと子ども同士だけで遊ぶようになるので、あの親子べったりのおつきあいがなくなっていきだんだんと楽になっていくのですが、本当に幼稚園は難しい。
学生時代の友達のようにその人とウマが合う合わないで友達認定できるものではないのがママ友。
子どもが仲がよいから…はまだいいほうで、たいてい子どもが同級生だから、同性だから、家が近いから、幼稚園のバス停が一緒だからママ友達に…が始まりなのです。
コツメの母さんが子育てしていた地域なんて転勤族や地元でない人がたくさんだったからその人がどんな風に育ってきたのか、出身はどこなのか、だんなさんは何をしている人なのか、趣味はなんなのか、なんて知らなくてもその人のお家にあがっておやつ食べるんですよね。特に最初は…。
なかなか大変なことです。
子ども同士にトラブルが起きた時も、ボキャブラリーがない4歳児のいう言葉を組み合わせて貼り合わせて想像してもわからないことが多く…。
誤解や思い込みでハラハラしたこと、たくさんありました。
感情をパッとだせるママもいれば、真実を知っているのに今後の関係を良好に保つためにいえずに我慢し続けるママもいる…。
神経質なママもいれば鈍感なママもいる…。
この漫画はそういう小さな出来事だけど心臓がどくんとするあるあるの描写がたくさんでてきます。
私自身はコーくんと春ちゃんに近いかなぁと思いましたが、次女のコツメの時はやっぱり子育て2度目のヨリちゃん的な感じになっていたと思います。
2度目だからあまりトラブルにも深く思い悩まないようにした(どうせ小学校になったら終わりだし…大きくなれば分かるし…って逃げちゃう)から、一人目のお母さんはそんな私を見ていやだったろうな…と思います。
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リアルな漫画でした…。
↓こちらでもちょっとだけ読めます。興味があるかたはぜひ。
コツメの母さん。でした!