コツメの母さん。今日は何かやってみよう。

日々の出来事を書いていこうと思います。家族は私、夫(コツメの父さん。)、長女(ピヨ姐・社会人)、次女(コツメちゃん・高校1年生)の4人家族です。

天国の父の誕生日

こんばんは。

 

コツメの母さん。です。

 

今日は亡くなった父の誕生日でした。

生きていたら81歳でした。

69歳で亡くなってしまったので、81歳の父は想像がつきません。

 

朝、母に電話をかけたら開口一番、

 

「今日はお父さんのお誕生日だね。お父さん、やさしかったね。でも働かなかったよねー。働かなかったお父さんを思い出すと腹がたつ!」

 

とでかい声で笑うと、

 

「ねえ。なんであの子は竹くわえてるの?」

 

と聞かれました。

 

「ああ、禰豆子?鬼だから。」

 

というと

 

「そうなんだ!」

 

と言われました。アニメなどまったく見ない田舎の73歳の耳にも届くのはすごいことだと思います。だってドラゴンボールやワンピースも知らない母ですよ?ブームってすごいですね。

 

ところで確かに父は働いていたけれどあんまり働かなかったです。

 

父と母は同じ職場で働いていましたが、母の方が仕事をしていました。はっきりいって。でも父の方が出世していました。

父は母と出会っていっしょに仕事に就くまでは職を転々としていたようです。

若い頃のそこらへんの話は父は絶対にしませんでした。

 

でも父が亡くなったあとで、年金の関係で父の過去の職歴を母親が見たそうなのですが、

 

「お父さん、かなり大きな会社に勤めたりしていたこともあったみたい。でも辞めてるね。いろんなところに就職してる。初めて知った。」

 

といっていました。

私はもう36歳のいい大人になっていたのでそれを聞いた時に

 

父はコミュケーション能力が低かったんだろうな…

 

と思いました。

営業なんて絶対無理でした。

私もその気がありますし、弟はもっと父の遺伝子を引き継いでいます。

 

大人しくてお酒が入らないと明るくなれない父でした。

やさしいのですが、お酒を飲み始めると寝るまで飲んじゃう。母がいつも怒っていて、私はその雰囲気がとてもいやだったのです。

 

父は弱かったです。

でも優しくて本が好きでした。母といっしょに働いた仕事場が父にとって父らしくいられる場所だったのだと思います。

仕事と友達のような同僚に恵まれました。

そういう仕事に巡り合えてよかったなぁと今になると本当に思います。

 

父は母が仕事をしているときは代わりにだまって掃除したり、お皿を洗ったり、お風呂掃除もしていたし、お米も研いで炊いていました。私の保育園お送り迎えもしていました。家のことをするのが好きそうでした。

 

先日、NHKスペシャルで「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」という番組をみたのですが、ひきこもりのきっかけが職場になじめなかったり、職を失ってから就職先がみつからずひきこもってしまう人たちがいました。

 

私と同じ世代の人に多く、なんとなくわかるところもありました。

働き始めた頃はバブルで、仕事もたくさんあったけれど、過労死なども問題になっていて、人々が強い時代でした。

いい会社に勤めて、お給料でブランド物を買ったり、海外旅行や車、彼氏のスペックでマウント取り合ったり。最新のものを持つことや、トレンドを知っていることがいけているとされていたから、カラオケで古い曲を歌えば「ださ。」といって笑う子もいました。

そんな世の中にも、バブルの波やノリにのれない性質の人間もいるんですよね。

 

静かで、優しくて、ちょっと弱くて、人間としてけっしてダメではないのに。

生きづらい環境から抜けだしたら、自分の居場所がなくなってしまい、どんどん部屋からでられなくなってしまう…。

 

テレビを見ながら、自分のペースでいられる場所が部屋以外で見つかったら元気で暮らせたかもしれないのに…と思いました。

 

私の父もたまたま父らしく生きられる場所に恵まれたから病院で母に看取られて亡くなることができたのかもしれません。

 

そんなことを考えちゃった朝でした。

 

今日は

魚を焼こうと思っていたのですが、コツメちゃんが

 

「肉を食べたい…」

 

というので解凍していたひき肉でなんちゃってハンバーグをつくりました。

 

 

パン粉なしで、適当に

 

ひき肉

片栗粉

ネギとニラ

 

を塩胡椒でねちゃねちゃするまで混ぜて焼くだけです。

 

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つなぎの力がなくて微妙な形ですが、おいしいです。

ポン酢で食べます。


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もやしがたくさんあったので全部いためてしまいました。

 

つけあわせです。

 

話はまた変わるのですが、

今日、久しぶりにコツメちゃんと近所のドラッグストアへ買い物に行きました。

 

「おやつに何か買ってあげるから好きなもの選んでいいよ。」

 

というと、コツメは

 

チータラ

あたりめ

 

をカゴに入れていました。

 

コツメの母さん。でした。