こんばんは。
コツメの母さん。です。
今日はもっと早くブログを書こうと思っていたのですが、NHKスペシャル(「三島由紀夫 50年目の青春論」)を観ていたらついつい面白くて結局遅くなってしまいました。
今日はコツメちゃんに振り回された1日でした。
土曜日で学校は休みだったのですが、午前中は部活があったので平日と同じように起きて支度を手伝い、送り出しました。
土曜日の朝…ゆっくり眠りたいなぁと思うけれど、コツメが部活を楽しみにがんばっているので私も気合いで起きています。
部活を終えて昼に帰ってきたコツメ。
「辛ラーメン食べたい!」
というのでなべにお水をいれて沸かし、野菜を入れ、最後にラーメンを入れようと思ったら…。
辛ラーメンのストックがありませんでした!
火を止めてコツメに1000円をいれた小さいお財布を渡し、近所のドラッグストアに辛ラーメンを買いに行かせて15分…
私のスマホから鬼のようにLINEの音が鳴り響くのでのぞくとコツメが何十個もスタンプを押し続けている…
「わかったわかった気がついたよ!」
と思い返信すると
「財布、ない?」
とコツメからメッセージが…。
「えええ・・・!?」
見ると玄関に財布が置きっ放しになっていました。
サザエさんです。
「あるよ。」
と返信すると、
コツメは「戻ります。」とメッセージをよこし、レジの人にカゴを預けるとお財布を取りに家にもどってきてまた出て行き、無事に辛ラーメンの入ったエコバッグをさげて帰ってきました。
コツメはこういう不注意が多いのです。
人の話をまるで聞いていません。
聞いていないので1日に何回も同じ質問をしてくることも多々あります。
特に秋から通い始めた塾…。もう三ヶ月目に入ると言うのに、何時から塾がはじまるのかを全然覚えてくれないのです。それで何回も聞いてきます。
私が秘書のようにその都度伝えているのですがまた聞いていない!
どうやったらしっかりするのだろうと思いながらいつものようにバタバタと塾に送り出したのです。
すると塾についた頃合いにまたコツメからLINEが…。
「忘れ物した。」
「!?」
私はあきれてしまって、「塾の先生にいってお借りしなさい」と返信したのです。
どうしたらほんとにしっかりしてくれるのだろう…。心配になってきました。
私の教え方が悪いのかなぁ…。
と怒りつつ、落ち込みつつも
朝から部活、そして塾が2コマ入っていたコツメだってコツメなりにがんばっているんだよね…。
と時間が経つと思ってしまうのでした。
そしてここ2週間くらいコツメは
「たこ焼き屋さんのたこ焼きが食べたいなぁ…」
と言っていました。
コツメを塾に行っている間に、父さんと私は車でたこ焼き屋さんに行ってきました。
近所にたこ焼き屋さんがないのでけっこうなドライブになってしまいました…。
夜、塾から帰ってきたコツメはうれしそうにレンジでチンをするともくもくとたこ焼きを食べ始めました。
そして「美味しい…」とつぶやき、私が観ていた三島由紀夫の番組を途中から観ていました。
番組の最後に三島由紀夫の残した以下の言葉が紹介されていました。
1968年に平凡パンチに掲載された「青年論 キミ自身の生きかたを考へるために」に書かれていたようです。
「青年といふものは、どんな時代だってバカですよ。これは、自分のことを考へて断言できることだが、ぜんぜんバカなものなのだよ。
ただ、バカではあるけれども、アイマイな状態で考へた思考といふものは、あとになって必ず役に立つ。さういふ青年は、自分の考へを整理する段階に入れば、だんだんユニークな人間になる。
ぼくはね、青年を信用しないといふことは、自分を信用しないといふことだと思ふ。どんな社会でも、青年は必ずオトナになるんですからね。」
なんだか…すごいなぁ…。
1日の終わりにハッとしたのです。
コツメちゃんのことは理解しがたいところもあるけれど、コツメの声を信用してみると言うのも大切なのかもしれない…
と思った瞬間、たこやきを食べながらコツメが
「そうそう!それだよ!ユニークな人間になっていくかもしれないよ。私。」
とまさかの由紀夫に共感していました…。
「いやいやいやいや、アンタは思考がアイマイじゃなく、記憶力がアイマ…」
と思ったけれど…。言うの、やめました。
信用してあげないといけないかもしれませんね!!
コツメの母さん。でした!