こんにちは。
コツメの母さん。です。
今日も読んでいただいてありがとうございます。
さて、昨日に引き続き、「ハムスターの思い出その2」を書いていきたいと思います。
その1はこちら↓
コツメの母さんが小学校三年生の時に飼ったハムスターのプチ(オス)とパイ(メス)。
可愛がっていたパイが不慮の事故で亡くなったところからの続きです。
ほんとうはプチのことで書こうと思っていた話があったのですが、それは次回にして、まずはプチが再婚した話を書こうと思います。
パイが死んでしまったことでわんわん泣いた私を母がみかねたのかわかりませんが、とにかくハムスターを買いにペットショップへ連れて行ってもらいました。
どういう経緯で買ってもらうことになったのか全然覚えていないので想像ですが、多分いつもだったら忙しそうに「あきらめなさい。」という母も私に同情したのだと思います。
覚えているのはペットショップに行った私はおがくずが敷き詰められた箱の中で何十匹も動いているハムスター達からパイにそっくりなこげ茶と白のブチの、そして元気の良さそうな女の子を選んだということでした。
病気ではなく、事故で死んでしまったのだから元気のあるないは関係なかったのかもしれませんが、とにかく元気に生きて欲しいと思ったのです。
名前はまたも「パイ」にしました。
パイを連れて帰り、私は嫁を亡くして元気のない(ように見えた)プチの家にパイをいれたのです。
そしてしばらく様子を見ていました…
が…!!!
後妻は元気が過ぎました…。
元気っていうより、元気なんだけど
性格がきつかったんです。
コツメの母さん、動物にも性格ってあるんだと初めて知ることになりました。
おなじ種類でも気性ってあるんですね…。
とにかくパイはプチにたいしていばりにいばっていました。
ひまわりの種も
「私が先に食う!おめーはくるな!残りを食べろ!」
という感じでもしゃもしゃ食べてはくちの中にパンパンに頬張ってキープしているし、カゴの中を動き回って我が物顔です。
私はパイがかわいいと思えなくなり、能面のような顔でパイの面倒をみていました。
日が経つに連れて、どんどんプチの元気がなくなっていきました。
なんとなく毛のツヤも悪いし、パサッとしているし、カゴのすみで丸くなっています。そして痩せてやつれてきました。
どうしよう。カゴはないけど、違う入れ物にいれて別居させた方がいいのかな…。
そう思っていた時です。
ある日、なんだか様子が違っていることに気がつきました。
まずいつもと違う臭いがしたのです。
それから新聞紙に血がついていました。
パイがプチに怪我をさせたの???と思ったら
なんと…!ベイビーが産まれていたのです…。
7匹も…。
私はパイが妊娠していたことに気がついていませんでした。
すごく元気で、餌も頬張っていたから太っているくらいにしかおもっていなかったのだと思います。
でも私のしらないうちに
パイは肝っ玉母ちゃんになっていました。
そして私はプチにおどろきました。
プチは、あんなに弱々しそうにしていたのに…。
お父ちゃんになっていたのです。
しっかり夫婦だったのだとコツメの母さんは驚きました。
私はまだ子供だったので、ハムスターも人間と同じでお父さんとお母さんが仲が良かったら子供がうまれると思っていたのです。
だからすごく意外だったのです。
驚きだったのです。
そして仲良くはなかったかもしれませんが、パイはいつの間にかプチをいじめなくなっていました。
相変わらずプチはぼさっとした感じでしたが、それでもけんかもなく過ごすようになったのです。
今思い返すと、
けんかばっかりして仲のわるそうに見えている夫婦が子宝にたくさん恵まれていたり、気の強い嫁と気弱な夫のカップルとか…。
人間みたいだなぁと思いました。
夫婦っていろんな形があるのね…。
多分、↑当時こんなボキャブラリーはなかったけれど、コツメの母さん、ハムスターから漠然とそれを学んだように思います。
コツメの母さん。でした!