こんばんは。
コツメの母さん。です。
いつも読んでいただいてありがとうございます。
今日はいまでも時折思い出す、人生のなにかしらを学んだ思い出を書きたいと思います。
それはトイレットペーパーの三角折りが教えてくれたこと。です。
あれは中学生の時のことです。
コツメの母さんの中学校は、このブログでもときどき書いていますが市内でも荒れて有名な中学校でした。
「T中」と聞けば「ああ、あの荒れた学校でしょ?不良がたくさんいる…。」と言われるような学校です。
私の学年は10クラスあり、毎日いろいろなことが起きていました。
だいたい起きることといえば悪い話ばかりです。
ところがたまーにいいこともあったのです。
そのいいことの一つに「誰が始めたかはわからない、トイレットペーパーの三角折り」がありました。
三角折りとは言わずと知れたトイレに入った後、次の人が使いやすいようにトイレットペーパーを三角におり、ペーパーをつまみやすくするという小さな気遣いです。
その三角折りにある日先生が気がついたのでしょうか。
他人を思いやるとても素晴らしい行いです。
とほめたのでした。
そしてその小さな美しい出来事は、これをきっかけにまたたくまに一大ムーヴメントをうむこととなります。
そう、猫も杓子も三角折りを始めたのです。
コツメの母さんの学年のトイレは、いついってもトイレットペーパーが三角折りになりました。
私もトイレを使うと「三角折りにしなくちゃいけない。三角折りを忘れないようにしなくちゃ。」と思うくらいでした。
学年のトイレは三角折りのオンパレードとなり、先生はこのムーヴメントを美談として学年だよりに書いたのでした。
親御さん、聞いてください。息子さん、娘さんの学年は素晴らしい!!
ところがこの一大ムーヴメントはあっけなく終焉を迎えたのです。
学年だよりを読んだ保護者の方だと思います。
三角折りは用を足した人の手でおるので、衛生上好ましくないです。
と先生に伝えたのでした。
そしてトイレットペーパー三角折りはすぐさま禁止となり、終わったのでした。
あっというまにトイレから三角のペーパーは消え、日常にもどりました。
コツメの母さん、この一連の出来事がとても印象に残ってしまいました。
それは
昨日までよいとされた事がよくなかったという真逆の価値観に変わったこと。
最初に親切で始めた小さな事が取り上げられたらみんなが始めておおごとになり、もうその行為が親切ではなく、義務や自己満足になっていったこと。
小さな行動のうちはいいけれどインフルエンサーの目に止まって多数の人目にさらされると、賞賛だけでなく批判も出る事。
自分の行いが誰かの目にとまって広まると、行い自体が勝手に一人歩きしてしまい、最終的に傷ついたりすること。
などなど…。
短い間の小さい出来事でしたが、いろんなことがつまった出来事だったからだと思います。
つまったらだめだけど!トイレだけに!なんつって♪( ´θ`)
こういうトイレットペーパー三角折りのようなことって世の中で繰り返されていますよね。
そのたび思い出すコツメの母さん。でした!