こんにちは。
コツメの母さん。です。
↓意味もなくお花の写真をのっけてみました。
大学一年生のピヨ姐さん。
1月の長いテスト期間も終わり、2月から3月終わり頃までピヨ姐は春休みです。私立大学の春休みはとても長く、2ヶ月もあります。
起立性調節障害で、神経質で、不安や心配事がなくならないピヨ姐が、1年大学に通うことができました。
これも娘にとって生きやすい環境と出会った人たちのおかげです。
特に信頼できる人との出会いはとても大きく、ちょっとだけ自信と勇気がでたのか、この数年間できなかったことが出会いをきっかけにしてたったの数カ月でできるようになったのです。
朝のめまいも格段に減りました。大学にも毎日通えました。サークルも頑張っています。
アルバイトも始めました。
以前このブログにもちょこっとだけ書いたのですが、バイト先は娘が中学受験のときにお世話になった塾の系列です。
そろそろアルバイトを探してみようかなと思っていたタイミングで
「アルバイトしませんか?」と声をかけてもらえたのです。
シフト制なので無理なくできる範囲でバイトをやっています。
中学受験も中高一貫校もピヨ姐にとってある意味辛い場所だったり経験でもあったのだけれど、子供の頃、塾に通ったおかげで今アルバイトができている。
無駄だったかな?と思ったことが今になって生きてくることが最近とても多いです。
やめてしまったお稽古事もそう。音楽サークルでとても役立っています。
ピヨ姐もバイト先で中学受験の準備をする小学生の勉強を見ながら、自分も人生や勉強をやり直ししているような気持ちになるそうです。
勉強を見ている男の子も女の子もとてもかわいいらしいです。
バイトを始めてたった3ヶ月ではありますが、2月の始め、そう、東京神奈川の中学受験の日に娘はバイト先の社員さんに頼まれてとある私立中学校まで受験をする教え子の応援に朝早くから出かけていきました。
某私立中学の校門の前で勉強をみた生徒さんを娘は探しました。
目が合い、軽く会釈する子もいれば
別の子は緊張していたのか気づいてもらえなかったりしたようです。
見送りを終えて帰宅したピヨ姐は
「もう受験会場に入って行く親子連れの表情が…。緊張で…。きっと前日の試験で落ちて今日はぜったい合格しなくちゃという子もいたと思う…。」
と言い、
「私、中学高校もあの学校でよかったと思うし一生の友達もできたけど…。もし、もし私が子供を産んだら…。中学受験は…。させないかもしれない。あんなに小さいのに、本当に受験の緊張は…。見ていてちょっと胸が苦しくなったよ…。」
と静かにつぶやいていました。
そうだね…。
なんでもそうだけど、やってよかったのか悪かったのかって答えがでるのはいつかわからないのですよね。
私自身、娘の体調が悪い時は受験なんてさせなきゃよかったと思ったのです。
でもピヨ姐の今にあの受験はあって、友達や楽しかった思い出もたくさんあるのです。
全部が悪かったわけじゃない。
娘の学校は進学校でした。女子校ですが東大一橋早慶上智だけで同級生の4分の1以上が進学しているんじゃないでしょうか…。
普通にやってさえいたらGMARCHに入れる学校です。
私は今までずっと「あの学校で卒業したほとんどの子たちは私みたいにこうやって迷ったり後悔することもないだろうな。間違いもおこさず、ずっと優秀なんだろうな。」とぼんやり思っていました。
確かにそうで、留学や試験や色々なことに挑戦している子ばかりです。
でも、大学生になり、優秀なまま突き進んでいく多くの同級生の中でほんの一部ではありますが
大学でいろいろ覚えて生活ががたがたになってしまった子
大学を辞めた子
おそまきながら自我にめざめ、今親にふつふつと反抗心を持ち始めた子
男性関係が激しめの子
もいます。
中学高校の不安定な時期を過ぎても
まさかは起こりうるのです。不安定じゃなかったはずのいい子が20過ぎて不安定になっていたりもします。
うちの娘だってこれからも何かおこっていくでしょう。(怖いけど…)
でも、それもまだ人生の途中。
今そういう子たちだからってこのまま終わりではない。そんな中でも何かを学び取り、これから成長していくのだと思います。
何がいいたいのかというと
コツメの母さん、最近人生がよかったか悪かったかなんて最後までわからないということをやっと理解できるようになりました。
そして
中学受験をしているおうちでは、やはり受験がひとつのゴールでそのことに重きを置いてしまうし、とても重要で重大なことになってしまうけれど、過ぎて見たらそんなに(語弊はあると思いますが、すみません!)大したことではないんです。
大したことだけど、大したことではないんです。
最近そう思います。
コツメの母さん。でした!