おはようございます。
コツメの母さん。です。
今朝も白い朝顔が咲いていました。
ブコメで「初めて見ました。」といただいたので調べてみると、白い朝顔はめずらしいみたいです。
難しいことはわからないのですが、調べてみると朝顔の色を決めるアントシアニン(果物や野菜、花の色を示す水溶性色素の総称)をつくる遺伝子が欠落すると白色になるらしいのです。
突然変異なのかな?
とりあえず、めずらしいという言葉に惹かれた父さんは
「種をとったらまた来年も白が咲くのかなぁ。種、とろうっと。」
と興味を抱いていました。
さて昨日の話なんですが、コツメちゃんが朝
「メガネがない…」
と言ってきました。
「お部屋じゃないの?」
というと、リビングを出ようとコツメが背を向ける。
あったよ…コツメちゃん…。
これ、計算なのでしょうか。本当なのでしょうか。
わかりません。
そんなコツメの父である、コツメの父さん。
昨日の晩
「疲れた…」
とつぶやいていました。
「そりゃ、富士山に登って一晩泊まって下山した翌日に会社に行けば疲れるよね。」
と私が言うと
「まぁ、そうなんだけどね…。さすがに疲れてはいるんだけどね…。これ、富士山に登ったっていう、ひとつ終えてしまったっていう気持ちなのね…。燃え尽きたと言うか。」
と言うのです。
「あぁ、燃え尽き症候群っていうより、余韻なんじゃない?」
と言うと、パッと父さんの表情が明るくなり
「そう!そうなのよ!余韻なのよ!富士山が良すぎたのよ!」
どうやら、本当に初めての富士山が全てにおいて満点に近かったらしいのです。
ファーストラッキーというのでしょうか。
好天にめぐまれたこと。
そのおかげで山小屋で働いている人もびっくりするくらい景色がすばらしかったこと。
山小屋が空いていたこと。
ガイドさんがすばらしかったこと。
ご来光もものすごく美しかったこと。
お鉢巡りもできたこと。
下山するときも視界が見えにくいことなく、風景もすばらしく、いい写真や動画をとりつつ帰れたこと。
などなど…。
揃いすぎるほど揃っていて
すばらしすぎたんですね。
「あの、アベンジャーズエンドゲーム観た後みたいな?」
と言ったら
「そうね!あれも余韻がすごかった。もうね、わかってるの。あの好条件の富士山は今後のぼったとしてもなかなか出ないって。だからこそ素晴らしすぎちゃってまだ余韻が凄いの。」
と言い、さらに(ここからとっても父さんらしいんですが)
「今日会社にいって机の前にいる俺。富士山にいる俺。どちらにいてもお給料はチャリンチャリン発生している。なら富士山にいたい。」
と言うのでフフッと笑ってしまいました。
「あの、今、社員だから。富士山にいても有給が使えたわけですよね。これがずっと富士山だとお金はもらえないよね。」
と当たり前のことを言ってしまいました。
父さんはニコニコしていました。
当たり前のことを言わせる何かが夫にはあります。
それは父さんの親も、友達も、同僚も知りません。ずっと良い子できたので、みんな真面目だと思っています。父さんの内なる変人さを知らないのです。
ときどき父さんがなぜ家庭をもったのかも不思議に思うことがあるんです。
父さんのこういうところがある意味怖くもあり面白くもあります。
そろそろ会社を辞めるんじゃないかな…と予感している
コツメの母さん。でした。