こんばんは。
コツメの母さん。です。
今日も映画館へ行ってきました。
今日観たのは「女王陛下のお気に入り」です。
なぜ2日連続かといいますと、今月いっぱいが期限の映画のチケットが4枚あるのです。
でもピヨ姐の受験があり、インフルをもらってきてもいけないし、受験も心配だったので行けずにいました。
まだピヨ姐の受験は終わっていないのですが…。
実はピヨ姐、つい先日、中期募集の私立大学に合格しました。
本当にホッとしています。
ただ、一番勉強したいと希望していた学部ではないので、最後まで挑戦するようです。
それでも本人は本当に安心したらしく、家の中も空気が変わりました。
もし願いが叶わなくても合格をいただけた大学へ行く気持ち満々です。
このブログを読んでいる皆さんにも心温まる応援のスターや、お言葉をいただいて感謝しています。
ありがとうございました( ; ; )
というわけで
だんだんインフルを恐れる気持ちもゆるみつつある私は無料のチケットを使いたい衝動にかられ、でかけました。
「女王陛下のお気に入り」を予約した昨日は、女王陛下を演じたオリヴィアコールマンさんがアカデミー賞主演女優賞に輝いたらしく、今日の映画館はかなり人が入っていました。
平日の午前中ということもあるのか、シニアの女性(グループできている)が多かったです。
60代くらいの女性がお友達と一緒に「映画行かない?」といって映画館に行くってちょっと素敵だなぁと思いました。
ここからちょっとあらすじです。
舞台は18世紀のイングランド。
アン女王(オリヴィア・コールマン)の統治するイングランドはフランスと戦争をしています。
政治はアン王女…ではありますが、本当にしきっているのはアン王女の幼馴染のサラ公爵夫人(レイチェル・ワイズ)でした。
そこへやってきたサラの従妹アビゲイル(ララランドのエマ・ストーン)はサラに頼んで城の召使いにしてもらうのでした。
アビゲイルは没落した元上流階級の娘で、成り上がりたい野心で満々です。
機転をきかせ、上手にアピってアビゲイルはじわじわどんどん女王陛下の心を掴んで行き、サラの立場をがんがん脅かすまでになるのでした…。
というお話です。
まぁ、まぁ、この三人の女性がバチバチでした。
大奥みたいです。
それぞれのキャラクターがすごくて、エマストーン演じるアビゲイルの成り上がりっぷりがベルサイユのばらに出てくるポリニャック夫人のようでした。
アン女王の孤独、
サラとアビゲイルの権力へしがみつく執念がすごかったです。
そしてアビゲイルの腹黒っぷり!
権力を得てもずっとその場所を維持するには、誰も信じられず、気も許せず、また孤独…。
幸福感なんて得られないのに、なぜ人は権力にしがみつくんでしょうね…。
ちなみに私、ララランドのエマストーンが演じた女性も嫌いなんです。
エマストーン、かわいいのに。役にイライラ!
そしてアン女王の精神不安定さがすごい。
どんどん顔つきが危なくなってきて、ラストシーンのアップがすごいです。
顔(首やあご)の下からカメラが映しているんですが、女性だったら一番いやなアングルだと思うんです。
すごい醜くうつるじゃないですか。
顔半分が歪んでいて、目はぼんやりと空(くう)をみている表情が印象的でした。
大人になりきれず、本当は気力も知力もないのに威厳を誇示しなければ生きていけない女王の孤独がすごく伝わってくる表情でした。
すごい演技です。
そして女王と交互に画面に映る全てを手に入れたはずのアビゲイルの疲れた顔。
彼女もまた孤独なのです。
いい映画でした!
やっぱり映画館はいいなぁ。
コツメの母さん。でした!