こんばんは。
コツメの母さん。です。
ちょっと今日はネガティブな内容になってしまいます。申し訳ないです。
先日コツメが公文でプリントをやっていないのに、早く帰りたくて「やった」と嘘をついてごまかしたことが発覚しました。
コツメが「やったもん。」と何回も嘘を言ったからでしょう。
よくないと思った先生はそのごまかしを証明していきました。
そして私、お呼び出しです。
おそらく私が呼び出されたのは、先生がコツメちゃんに
そのくらい悪いことだよ。本気ですよ。
ということを伝えたかったのだと思います。
コツメちゃん、以前もやってないのにやったと言って先生に叱られたことがあったのです。
私は先生とコツメの話を聞き、これからどうしたいか先生に話をし、すみませんでしたと言って帰りました。
さて、翌日のことです。
コツメが学校に行った後で、公文の先生から電話がかかってきました。
「昨日は寒い中来ていただいてありがとうございました。その後いかがですか。叱るのは心苦しかったのですが、ごまかせると思ってはいけないと思ったので注意しました。でも他の子供たちがいる前で叱ってしまったので、コツメちゃんがどう思ったかと心配になりました。」
ということでした。
そして
「親御さんによってはいろいろな考え方があるのでお聞きしたいのですが…。ごまかしたりした時に、注意するとご家庭によっては子供のすることですから叱らないでください、と言われることもあります。コツメちゃんにはどのようにしたらいいですか?」
と聞かれたのです。
私はちょっと考えてから
「ごまかしたりしたら、やはりお手数なんですが注意していただきたいです。」
と言いました。
電話を切った後、
やっぱり「叱らないで」という人もいるんだ。
と思いました。
私はピヨ姐にしてもコツメにしても「うそはいけない」と悪さをしたら叱っていました。
友達に危害を加えたことがわかれば容赦なく叱ったし、友達とのトラブルがあった時にも一方的に相手を責める前に、ピヨ姐やコツメにも非がないって言える?と平等にジャッジしてきたつもりでした。
子育ての途中まで、それが当たり前だと思っていました。世の中のお母さんはみんなそうくらいに思っていました。
だけどですね…
そうでもないんだなということがたくさんありました。
トラブルがあった時、我が子の話したことだけで
「うちは悪くない」
と断言できる人がいることを知りました。
コツメはこれから難しい年になっていくから未知ですが、ピヨ姐は一通りトラブルを経験しています。
高校を卒業した今になって、周りの小学校時代の同級生のうわさを聞いたりすると、
私のやってきたこと、はたしてよかったんだろうか…。
とつい思ってしまうことがあるのです。
私のしたことは悪くはないと思います。ある意味あっていると思います。
でも損した気持ちがあります。
損という言葉はちょっと荒いですが、損という言葉を使いますね。
ピヨ姐のトラブルに真面目に対応したけれど、後悔することばかりです。
私の周囲には
あきらかによくないことをした子なのに、
「うちの子は悪くない。なぜならうちの子がそんなことしてないっていってるから。
うちの子が悪いってうわさを流さないでくれますか?」
という「うちの子」しか信じない人が何人かいました。
そうしたらもう誰も何も言えません。
きっとそういう人が公文の先生のような人に
「叱らないでください」
と言っているのかもしれないなぁと思ったのです。
なので公文の先生の問いに「あ、やっぱりいるんだ。」と思ってしまったのです。
が、しかしです。
そういう子がどうなったかというと、私の住んでいる地域は教育熱心な親御さんが多いというのもありますが、みなさん最高峰の大学に合格しています。
おそらく、
子どもが嘘をついていようと子どもを信じる。それで周囲に迷惑をかけていても突き進む。(自分の子どもしか見えない)
↓
子どもは自己肯定感が高く、自己愛のつよい人間に育つ。親の前でいい子になる。
↓
世の中でいう勝ち組に入れる
という図式なのではないかな…と。
きっとその子たちは卒業して誰もが知っている会社に入り、地味な仕事は目をつけておいたお人好しの同僚に押し付け、目立って美味しいお仕事を
「わいがわいが」
と押しのけてとり、自分がいかに頑張っているかをSNSで発信するキラキラ系になっていくのかなと想像しています。
まだまだ人生の途中ですから分かりませんが、時々思うことがあります。
ちょっとうらやましくて
私もそうすればよかったのかな。
と思うし、
公文の先生に
「叱ってください。」
と頼んだことが正しいことなのかも分からなくなります。
でもできないんですよね…。今もできない。
私のピヨ姐に対する反省は叱りすぎたことです。
叱りすぎると自己肯定感が低くなってしまう。
かばい過ぎもよくないけど、叱りすぎもよくなかった。
叱ったらいい子になるわけでもないんですよね。
叱り方を誤ると、子供は余計隠すようになるからです。
甘さと厳しさのバランスと、自分の子どもの個性を考えながら育てることが上手にできたらよかったかなぁと反省しています。
それがなかったら今頃ピヨ姐もよくいる女の子みたいにインスタにハッピーライフをあげちゃう子になっていたのだろうか…と思うことがあるんです。
不器用な親と不器用な子どもですが、将来自立できるように自分の居場所が見つけられるといいなぁと本当に願っています。
他人から見るキラキラとは程遠く違っていても、自分自身が楽しくてキラキラ生きられたらいいなぁと思うのです。
毒を吐きましたが、
コツメのずるは忘れてはいけない…
ここまで書いちゃったけど、よそさまのこと言えないなぁと思った
コツメの母さん。でした。