マイノリティー親子の中学受験・私立一貫校の備忘録
小6でSAPIXを辞めました。そのワケは?
こんばんは。コツメの母さんです。
今日は小3の2月から通い続けたSAPIXを小6の4月にやめた理由、その②になります。
前回のブログはこちらになります。
そしてこちらも読んでいただけるとありがたいです。
注意
・何年も前の話になりますので、現在のSAPIXとは違うことも多々あると思います!
コツメの母さんの話を聞いて「まぁ、そうなの?」と鵜呑みにはしないでくださいね!
・あくまでも思い出を中心としたコツメの母さん目線でのお話になりますのでご注意ください。
それでは書いて行きたいと思います!!
小6でSAPIXを辞めました。そのワケは?その②
1. SAPIXのクラス編成
SAPIXに通い始めて2年が経ちました。
クラス分けは定期的に行われるテストで決まります。
SAPIXのクラスは一番上のクラスが α1(アルファ1)、次にα2、大きい塾だとα3もあるのではないでしょうか。
αクラスというのは成績が良い子になります。
そこからアルファベットクラスになります。
一番下位のクラスがAでそこからBC....α(アルファ)と上がっていくのです。
娘は大体アルファに届かないアルファベットクラスが多くなって来ました。
そしてやる気が下がるとクラスもどんどん下がって行きました。
2.SAPIXには【宿題】はありません。【家庭学習】です。という無限地獄・・・
今は変わったのでしょうか?
SAPIXの保護者説明会で先生は言いました。
「SAPIXには宿題はありません。家庭学習と呼んでおります。」
「え?なら授業でやってくださって、あとは復習するということでいいのかしら。」
ですよね。
まぁざっくり言えばそうなんです。
でも、家庭学習という言葉。真面目にとればどうでしょうか?
宿題なら「ここまでやっていけばいいんだよね。」と具体的にやることが明確です。
でも家庭学習はどうでしょうか?
ものすごく抽象的ではないしょうか?
やろうとおもえば無限にできるわけですから・・・。
3.教材がどのクラスも同じ。
SAPIXには教科書がありません。
教科書ではなく毎回授業の時に「デイリーサピックス 」と呼ばれるプリント10枚くらいが閉じられた教材が配られます。
1日1単元。内容は合理的でよくまとめられてすばらしいです。
ただし、この教材の内容はアルファクラスでもアルファベットクラスでも全く同じ共通の教材です。そして授業も同じ日に同じ単元で進められて行くのです。
(ちなみに日能研は上のクラスと下のクラスでは使っているテキストが変わりました。私はこの方がいいと思います。テキストの難易度を下げることで理解することができるからです。)
するとどうなるでしょうか?
アルファクラスもアルファベット上位、中位あたりまで経験した娘の親として感じたことは、
クラスが下であればあるほど、本人も親も大変なのだということです。
なぜでしょうか?
娘が最も苦手だった国語を例にとってみます。
その日は小説の単元。
娘が通っていた塾は、先生が授業でやる問題をピックアップして勉強していました。
どのクラスに在籍していても教材を全て解くことは時間的に不可能なので先生がクラスに合わせて授業で取り上げる問題を選んでいたと思います。
そして授業でやらなかった残りの問題は家庭学習になるのでした。
次の国語の授業の時にはもう新しいテキストが配られて新しい単元にはいるので、それまでの数日間で残りの問題を家で解き、理解しなければいけません。
また数ヶ月後にクラス分けのテストがあるからです。
アルファベットクラスの娘が在籍していた中で一番下のクラスに落ちた時…。
国語の教材をみて私はショックをうけました。
家に帰って娘の書き込んだ教材(デイリーサピックス )をみると、難しいところはほとんど記入されていなかったからです。
塾でやったのは大問の(1)や(2)ばかり。
大問の後半にでてくる考えを書かせる問題などがほぼ空白だったのです。
理由はクラスが下位だと授業で前半の問題の説明に時間をかけるので後半の難しいところはあまりできないからだと思います。
むしろ国語の苦手な娘には書かせる問題を解けるようになってほしいのに…ととてもあせってしまいました。
その空白問題は次回までの家庭学習。
つまり、子どもが家で、自分でやらなくてはいけません。
こんな状況だったので家庭学習の負担がどんどん重たくなっていきました。
我が家の場合は親が手伝わないとできなかったです。
だから無限地獄になるわけです。
4.世の常ですがすご腕の先生は一番上のクラスをもつ。
どこの塾もそうだと思いますが、いいクラスにはいいことづくしなのです。
5.正直toomuchだったと思います。
最後までSAPIXにいなかったからわかりませんが難関校でなかったらこんなにやらなくてもよかったのではないかと思います。
なかなか当事者になると経験もなかったりして、つい「大は小をかねる」のようにたくさんやっておいて損はないからとやらせてしまい、無限ループに陥ってしまうかもしれません。
でも後になって思うのですが、「自分が行きたい学校はどこか」、「そのためにはどうすればいいのか」、に照準を合わせて家庭学習をしていくことが大事だったのかも…と思いました。
私はそれができる賢い母ではありませんでしたが…。
以上です。
なんやかんやとそれでも親子でジタバタやってきた2年でしたが、本人の勉強にたいするモチベーションの低さと、6年生になって塾のテストで国語の偏差値が40を切った時、
本人にやる気があるならともかく、モチベーションが下がっているなら受験にしがみつく必要なんてないのではないだろうか?
とはっきりと思い、娘と話し合いの末、塾を辞めたのでした。
次回は
結局 転塾。続けてしまった中学受験
を書いて行きたいと思います。
くれぐれも私達家族の中学受験の話なので、思い込みなどで事実と違っていることもあると思います。
ご了承ください!
コツメの母さん。でした!