マイノリティー親子の中学受験・私立一貫校の備忘録
no.2 中学受験をすることにした理由
こんにちは。
コツメの母さん。です。
今日は中学受験をすることにした理由を書いていこうと思います。
理由1 本人の希望
本人の希望がなければ我が家は中学受験をしませんでした。
どうしてピヨ姐はやりたいといったのか…。
小さい頃のピヨ姐が一番影響を受けたのがこれです。
初代プリキュアの「ふたりはプリキュア」「ふたりはプリキュアMax Heart」。
この初代プリキュアが通っているのが私立ベローネ学院中等部。
物語は大抵前半が楽しい学院生活、後半はプリキュアになって戦います。
左のなぎさはラクロス部、右のほのかは化学部に所属し活躍していました。
このプリキュアシリーズ、この後の「ふたりはプリキュアSplash Star」「Yes!プリキュア5」など、キャラクターが変わっても舞台は綺麗な私立中学。または高校だったのです。
学校生活はきらきらしていて楽しそうなのです。
いつものようにプリキュアを見終わったピヨ姐が
「私、大きくなったら何学院にいくの?」
と聞いてきたので
「え?○中だけど?」
と笑ったのが思えば中学受験のはじまりでした。
低学年の夏休みに塾の夏期講習だけ連れて行くととても楽しかったようで
「受験したい」
というようになりました。
理由2 環境
当時住んでいた所が中学受験がさかんな地域でした。
小学校の半分が私立に行くので、近所の人たちも塾に通わせている人の方が多かったし、普通に
「ぴよちゃんも中受でしょ?」
と聞かれるような場所でした。
そして地元の公立中学がかなり優秀な子が多く、定期テストでいい点をとるくらいでは
内申がとれないこと。
そのため内申書の点取り争いになるという噂がまことしやかに流れていたのでした。(あながちまちがってはいなさそう。)
理由3親の考え
なるべくピヨ姐のやりたいことは可能であればやらせたいと思っていたこと。
学校の勉強(当時ゆとり教育←途中から改正)が本当にゆるかったため、もっと知的好奇心を刺激してもらえた方が楽しいのではないかと思ったこと。
ピヨ姐の癇癪持ちで思ったことがすぐに顔にでてしまうようなタイプだと、公立中学で内申を取るために何かをする、ということができないかもしれない…と心配だったこと。
以上、こんな感じで中学受験をすることにしました。
この学校へ行きたい、行かせたいという希望校は特にありませんでした。
私も父さんも田舎出身で中学受験のことは全くわからなかったからです。
でもとりあえず塾に通わせることになりました。
とにかく始まったのです。
塾はSAPIXに決定
SAPIX、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミーが4大受験塾ということだったので実績が一番よく見えた
SAPIXに入塾しました。
もっと考えて入塾すればよかったのですが、3年生では自分の子どもが海のものとも山のものともわかりません。
とりあえずよく分からないけれど大は小をかねる、的な考えでたくさん合格者を出している塾に入れてしまいました。
我が家の場合はざっくりした考えでスタートさせてしまいましたが、
「うちの子はとんでもなく勉強ができる。賢い。」
「御三家に通わせたい。」
と思うならSAPIXが一番だと思います。
なぜ最難関志望の子にはSAPIXがいいのかといえば、
答えは簡単。
SAPIXが一番最難関レベルの学校の合格者人数を出しているからです。
そしてSAPIXからたくさんの御三家合格者が出るということは、それだけ御三家に入るための正確なデータがあるということです。
最難関御三家をはじめ、それに準ずる学校を志望する賢い子たちがSAPIXの実績を見てたくさん入ってきます。
たくさん入ってくるということは、SAPIX(特に成績順クラスが細分化されている多クラスある大規模校)に通い、定期的に行われるテストでクラスを分けられた時点で、自分が難関校を受ける人たちのなかでどの立ち位置にいるのかが、他塾よりわかりやすいといえるのです。
もう9年前の古い話なので参考にはならないと思いますが、
大規模校のSAPIXで一番上のα1クラスと呼ばれるクラスなら全員が最難関レベルの学校に入る可能性が高いと思いますが、大規模校の日能研の一番上のMクラスだと最難関と難関の学校が混ざって授業を受ける印象を受けました。
だからといって日能研がだめではないのです。おいおいここも書いて行きたいと思います。
…以上、SAPIXをお勧めするような文章を書きましたが、次回は怒涛の急展開、
SAPIXを辞めた理由
を書きたいと思います。
今回このブログを書きながら思ったこと。
結局今、私は中学受験をさせてよかったかどうかは分からない。
ということです。
本人の希望とはいえ、まだまだ子どもだけでは決められない中学受験。
中学受験は親子の受験と言われます。子どもに伴走するのが親です。
当時も今も思いますが、小学生の時、塾の始まる時間や塾の授業の予習復習、塾のテストを気にして思いっきり遊ばせることができなかったことがやっぱりかわいそうだったと思います。
目の前の予定で親の私がいつのまにか頭がいっぱいになってしまいました。
子どもより、私が中学受験に向いてなかったのだろうなと思います。
そして中高一貫校生活が終わった今、
おそらく、学校で勉強をがんばり、部活もがんばり、がんばりに見合う大学に入れば、
「中学受験をしてよかった。」と思えるし、
出口が芳しくなくても「たくさんの友人ができたからこの学校に入ってよかった。」
と思えるのだと思います。
結局、どこへ行こうとも子どもが楽しく通えたら、その学校で正解なのだと思います。
そしてそうじゃないまま卒業したとしても、今が、いや、今でなくても未来が充実すれば過去を良かったことに肯定できるのではないのかなと思います。
今回はここまでにします!
コツメの母さん。でした!