こんにちは。
コツメの母さん。です。
昨日学校から帰宅したコツメちゃん。
「ねぇねぇ。今日Aちゃんがうちに遊びに来ない?ってさそってくれてるんだけど、行ってもいい???」
「いいけど他に誰か来るのかな。お菓子がさ、今家にないからみんなで食べられるお菓子をAちゃんちに行く前に買って行ってね。」
というと
「うん分かった。えっと集まるのは多分AちゃんYちゃんとコツメ。早く行きたいけど足の匂い大丈夫かな?」
と足を掲げました。
私は匂いを嗅いで
「よし。奇跡的に臭くないよ。行ってきな。」
と200円を渡して送り出しました。
だーっと出かけるコツメ。
数時間後、
「たのしかったぁ。」
とゼーゼー言いながら帰って来ました。
そして今日も帰宅したコツメは開口一番
「今日は六年生のTちゃんちの勉強会にお呼ばれしたんだけど、行っていい?」
「いいけど、ちゃんとその後スイミングに行ってよ。あと今日もお菓子がないから買って行ってね。」
そして今日も奇跡的に足は臭わず、
コツメは
「お菓子、サラミが人気なの。Tちゃんの味覚がおやじなんだよね。サラミとかスルメが好きなんだよねー。」
というと飛び出して行きました。
あ〜。楽しそう。コツメはいっつも楽しそう。
コツメは今五年生ですが、友達関係で愚痴ったことがありません。
私はピヨ姐で一回経験しているので、女子のヒエラルキーのトップグループ集団のなんとも言えないやな感じとかを感じ取るセンサーが備わっています。
コツメちゃんの学年にもそういう子が何人もいます。
でもコツメはその子たちと外で出会うと
「あー。コツメ〜!」
と呼ばれます。そういう時コツメは手を少しあげて
「よっ。」
と挨拶して通り過ぎるのです。
コツメは小さい頃から絶妙な付かず離れずができるのです。
相手にいやな印象を与えずに上手にスルーできるのです。
これがピヨ姐にはできませんでした。
ピヨ姐がコツメくらいの頃はもう毎日が嵐。
帰って来ると難しい顔をして友達関係のことを愚痴る愚痴る。
ちょっとした友達の目つきとか、ちょっとした言葉、ちょっとした皮肉でも真正面から受け止めてずーっとそこから気持ちが動けなくなるのです。
私も人の言動をかなり気にする人間なので気持ちはわかるのですが、私は表面はコツメのようにスルーしていたのです。
スルーしながら悩んでいたのです。
でもピヨ姐は外も内もスルーができないのです。
これは非常に疲れます。
私は当時
「もっとうまくやればいいのに。」
といらいらしながら思ったこともありました。
でもできないのですよね。
そのうえピヨ姐が五年生の頃は中学受験をしていたので思いっきり遊ぶこともできませんでした。
発散できる場所が少なかったと思います。
発散の場が塾だったのですが、今思えばやっぱりかわいそうだったと思います。
ピヨ姐は(当時は)勉強が好きだったのでかわいそうなんて思っていなかったのですが、
ピヨ姐こそ勉強そっちのけで遊ばせてあげたほうがよかったんじゃないかって今になって思います。
話があっちこっちいってしまいましたが、ピヨ姐の8年後にコツメが生まれ、もう一度幼稚園や小学校生活に入って
スルー力というのは自分がスルー力をつけたいと思って考え方を変えたりなど工夫すれば備わることは可能だけど、もともとスルー力が備わっている人間もいるんだなぁと思ったのです。
姉妹で比べたら絶対コツメの方がピヨ姐よりも学校できついことを言われたりバカにされていると思うのですよ(´・ω・`)
勉強や運動、音楽などのセンスは正直コツメよりピヨ姐の方が優っていました(´・ω・`)
でもコツメの方が断然楽しそうなのはやっぱりスルー力なんじゃないかなぁと思います。
それからあまり頑張らなくても出来てしまったピヨ姐と、何度も何度もやらないと出来ないコツメでは「がんばらなくてはいけない時」の耐性が違ったのだとも思います。
ピヨ姐は中学校に入って初めて頑張らないと出来ない壁にぶち当たった時にやり方がわからず逃げてしまったように思います。
コツメちゃんは小さい頃から何をやるにも練習が必要でした。だから教える人から叱られたりイラつかれても凹まないのです。スルーできちゃうのです。
スルー力って得だなぁと思います。
コツメがいつも楽しそうだと母としてはつい楽だと思ってしまいます。
でもそれも一長一短なのかな…。
コツメもいずれ悩む日がやってくるでしょうしね…。
悩みが多く精神的にも弱ってしまったピヨ姐だけど、それでもいつかこのスルーできずに真正面から悩んだ経験が役に立ち、いい方向にむいてくれるかなと最近思えるようになりました。
何がいいたいのかブレブレですが…。
コツメの母さん。でした!