コツメの母さん。今日は何かやってみよう。

日々の出来事を書いていこうと思います。家族は私、夫(コツメの父さん。)、長女(ピヨ姐・大学3年生)、次女(コツメちゃん・中学2年生)の4人家族です。

ピヨ姐の切ない話が切ない…。

こんばんは。

 

コツメの母さん。です。

 

昨日二階から降りてきたピヨ姐が世間話を始めました。

たいてい世間話は思い出話になります。

 

ピヨ姐は小さい頃から口下手で、私が何度質問してもその質問に対して的確な答えが来ない子でした。

それなので私はピヨ姐が何を考えているのかわからないことが多かったのですね。

 

そんなピヨ姐の思い出話は

 

「え?そうだったの!?」

 

という初耳話も多く、

 

『それを話してくれたらあの時もっと違うことが言えたり、行動できたのに。』

 

と後で分かることがたくさんあったのです。

 

昨日の話も私にとっては切なくて、今朝は変な夢を見て朝早く目が覚めてしまいました。

 

詳細はうまく書けそうもないので、ざっくり書きます。

 

ピヨ姐は6年生の夏頃からクラスの人間関係がうまくいかず、孤立してしまいました。

そして6年の秋頃から体調が悪いと言い始めました。今のピヨ姐の状況につながる最初です。

それでも中学受験はなんとか合格。

 

その気力もクラスで孤立したためにみんなといっしょの公立中学校へは絶対に行きたくなかったから。

私立に行ってからも地獄でしたが、「公立へ行ったらもっと地獄だったからいいよ。」よピヨ姐は言います。

 

私立中学の入学式の日。

「これでリセットできるね。」

と思ったのですが、その日の夜、夜中に嘔吐。発熱。

今思えばものすごいプレッシャーだったのだと思います。

 

それでも4,5月は手探り状態でしたが友達グループに入れたようでした。

ところがその中の一人の子がピヨ姐にメールをしょっちゅうしてくるようになったのです。

多分その子の家庭の中で起きたお母さんに対するストレスだったのですが、メールの内容がかまってちゃん状態。

 

ある時ピヨ姐が

「どうしよう。」

と私のところに携帯を持ってきます。みると携帯の画面いっぱいにたくさんの

「死ね」の文字。

返信するともういいのかほっとかれるという状況でした。そのうち共通の友達の悪口を言ってくるのが辛くなったピヨ姐が、メールで

「あまりそういうこというと辛いからやめよう」

と書いたのです。

翌日学校にいったピヨ姐にその子は近づいてきて

 

「グループの友達は私の友達なんだから、あんたは切ってよ!」

 

と言われたのです。

そしてなぜかピヨ姐はその子にあやまり(なんであやまるのかとも思ったのですが、小学校時代の孤立したトラウマがあったのだと思います。)おさまった数日後。

 

その子とピヨ姐がいっしょに校則違反をやってしまったのです。

校則違反をしているところをクラスメイトが見ていて担任に言ったことで発覚。

私は入学早々校則違反をしたピヨ姐の馬鹿さ加減に情けないわ悲しいわで叱って叱って叱り飛ばしてしまいました。

 

どこまで友達に振り回されるんだ…。なんで意思が弱いんだ…。なんでみんなみたいにこれは悪いことだね、大変なことになるよねと予測できないんだ…と思いました。

 

せっかくがんばって入学したのに入学早々けちがついてしまったように思ったのです。

その子とはそれを機会に疎遠になったようですが、そこからの6年間ずーーっと浮上できませんでした。

(校則違反は長い中高一貫校生活のほんの一つの出来事ですが、あとのことはピヨ姐自身の問題であります。いろいろなことが合わさった結果です。)

 

さて、昨日の切ない話です。

 

その校則違反事件の話になった時です。

 

あれは本当に大変だったね。だけどあの校則違反てそこまで悪いことじゃなくて、あの学校の中学生だったから違反であって公立高校や他の高校だったら無問題のことだったけど、あの時は入学したばっかりだし、おおごとだったんだよね…。

と笑って話せていたのですが、ピヨ姐が

 

「あのさ、あの違反が発覚した週があけたとき担任の先生がクラスメート全員に”校則違反をすることについてどう思うか”っていうアンケートをしたんだよね。」

 

と話し始めたのです。

 

「放課後先生に私とその子が呼び出されてクラスメイトのアンケートを全員分先生から見せられたの。記名入りで。そうしたらね、まだ始まったばかりだったから友達になってない子もたくさんいたんだけど…。

 

まだ素直で正義感もあるし、先生の前で良い子でいなくちゃという気持ちが強い時期でもあったから仕方ないんだけどほとんど全員が違反をした私を批判していたんだよね。

本当に恥ずかしいですとか…。

 

ちょっと席が離れたところにすごくおとなしくてかわいい子がいて、まだ話したことなかったけど、いつか友達になれたらいいなぁと思っていた子が

 

”なんのために私立中学に入ったのだろうか。こんなことをするなら公立中学へ行った方がよかったと思います。”

 

ってアンケートに書いてあったのを読んですごくびっくりした。

私は校則違反したけれどみんなに危害を加えたことじゃないのに、みんなが私をこう思っているんだって思ってしまった。

 

”ピヨ姐さんのしたことは校則違反だったので悪いことだとは思うけれど、間違えることだってあるから私は友達でいたいです。”

 

って書いてくれた子はAちゃんとBちゃんとCちゃんだった。3人だけだった。今でも忘れない。それ読んだ時号泣した。」

 

私、知りませんでした。

あの頃の私は同じことを言われてもピヨ姐を罪人扱いしていたのできっと響かなかったと思うけれど…。

 

今聞くと

校則違反をした子の親が言うのなんですが、

 

実名入りでアンケートを見せる担任ってひどくないですか?

 

クラスの子もピヨ姐がアンケートを読んでいることを知りません。

そこから1年間って、相手が笑って話してくれてもピヨ姐の頭の中にはあのアンケートがあるわけですから…。

 

なんだか6年経ってすごい切なくなりました…。

 

「え?担任それはいけないよね。」

 

とピヨ姐に言うと、

 

「だよね…。私、Aちゃんにアンケートに友達でいてくれるって書いてあったのを読んで担任の前で号泣したって話をしたらAちゃんはえ???あのアンケート、本人に見せたの?って驚いてたよ(笑)」

 

と言っていました。

 

私立中高一貫校を目指している皆さん、6年は長いですが、スタートが大事です。

そして私のようにいろいろなことに振り回されてガミガミ感情的にならないでくださいね。

子供を信じてあげてね。

できなかった反省を込めて。。。( ;∀;)

コツメの母さん。でした!