こんばんは。
コツメの母さん。です。
ピヨ姐が
「西城秀樹が亡くなったんだって。」
と二階から降りてきました。びっくりしました。
63歳だったんですね。最近は病気をされて、それでもがんばって歌っていましたよね。
ヒデキ(と呼びます)は72 年にデビュー。
コツメの母さんは71年生まれなので、物心がついた時に見たアイドルスターがヒデキです。
保育園児だった頃の女の子のアイドルはピンクレディー。男の子のアイドルはヒデキでした。
野口五郎、西城秀樹、郷ひろみが新御三家と呼ばれていたのですが、私はその三人のなかではダントツでヒデキが大好きでした。
そこに沢田研二が入ってくると私は沢田研二が一番好きだったんですけどね。
とにかくワイルドでカッコよかったのです。声も素敵だし、長髪で男らしくてちょっと肌が浅黒くて子供はヒデキファンが多かったように思います。
声がハスキーでかっこいいんですよね。
中高の頃、BOOWYがとても人気だったのですが、氷室さんの歌声を部屋で聞いているとお母さんがふすまを開けて「あんた、西城秀樹を聴いているの?」という定番の笑い話がありました。
私が物心ついて初めて
「うわぁかっこいい」
と思ったのが74年発売の「傷だらけのローラ」です。
これはコツメの母さん、もうすぐ4歳くらいの頃のヒット曲ですがものすごく強烈に覚えています。
母とよく
「ローラァァァァッ」
と言っていました。
そして78年のヤングマン。
YMCAですね。
大ヒットしました。
この年のレコード大賞の日、わたしは夕方早めに母とお風呂にはいったのを覚えています。
その時湯船につかりながら母が
「コツメの母ちゃん、今日のレコード大賞だけど、ヒデキのヤングマンだと思う?それともジュディ・オングの魅せられて、だと思う?」
と聞いてきたので私は
「ヤングマンだと思う。」
と答えたのです。
すると母が
「私もヤングマンだと思うけど、ジュディ・オングの魅せられて、にするね。」
と言ったのです。何かを賭けてはいませんが、当てっこをすることにしたのです。
その日の夜、レコード大賞はジュディ・オングが獲得しました。
私は母に負けました…。なぜヤングマンじゃないのか。解せぬ。と思いました。
ヤングマンが外国のカバーであることからレコ大の審査から外れたという話を私が聞いて理解したのは数年後でした。
ヤングマンはそういう理由からレコ大にノミネートされておらず、ヒデキは別の曲を歌ったようです。(記憶にない)
情弱な親子でした・・・。
その後たのきんトリオが出てきて、ヒデキは大人の感じになりアイドル界は大きく変わったように思いました。
それでも外国のカバーを歌ったり、活躍していましたね。ギャランドゥもヒットしていましたね。
さて、世の中がチェッカーズや吉川晃司や安全地帯に沸いた84年、私は中学生になりました。
その時、同じクラスになったAくんという男の子がおりまして、私はそのAくんがきになる存在でした。
私の小学校にはいなかった、なんとなくミステリアスな男の子だったのです。
初めての気になる異性でした。
寡黙でほとんど話をしてくれなかった子ですが、彼の最もミステリアスだったのが、
テストや持ち物の記名がほぼ
Aではなく秀樹だったことです。
ゴム印や名簿はAなのになぜか他は秀樹。
私は不思議でならず何回か聞いたこともあったのですが、なんにも答えてはくれませんでした。
きっと家庭の事情かなにかで本当は秀樹だったんだけどAという名前に改名させられてしまったのかもしれないとか占いで秀樹はよくないってなって改名したのかもしれないと私は勝手に思っていました。
そしてミステリーはミステリーのまま月日がながれたのです。
そしてバブル後期時代に突入。短大生になった私はAくんと中学以来の再会を果たすのです。
それは中学の時の友達が数人集まった時でした。女子と男子が数名集まったのですが、男の子はみんなもう高校を出て社会人になっていて、あの頃ですからみんな車を持っていました。
あいかわらず、Aくんはほとんど話をしませんでしたが、私と友達と何人かでAくんの車に乗ったことがあったのです。
その時カーステレオからずっと流れていたのがなぜか西城秀樹のライブ盤でした。
♫すばらしい YMCA ♫
とヒデキが歌っています。なぜ、今、秀樹・・・?
謎が解けました。というか本人の横で男友達が言っていました。
Aくんはただ西城秀樹のファンだったのです。
私の妄想はなんだったのかと思いました。
でも大事なテストにも書いてしまうAくんはやはり今でも不思議な存在です。
ヒデキにまつわる思い出は大人になってからもたくさんありますが、この辺にしたいと思います。
コツメの母さん。でした。
ローラはほんとにかっこよかった。
ブルースカイ・ブルーは聞いているとちょっと泣けちゃいます。
子どもの頃、この曲好きでした。謎のライターが子どもの頃はかっこよく見えたものです。