こんにちは。
コツメの母さん。です。
週末の母の日で、たくさんのはてなブログにお母さんのお話があって楽しかったり切なかったりいろいろな気持ちで読んでいました。
いろいろな親子の形があるんだなぁと思いました。
それで母娘を題材にした映画をいくつか思いだしていました。
そして母娘の映画といえばやっぱりこれですね。
ジャジャン。
愛と追憶の日々
です。コツメの母さん、この映画大好きなんです。
「愛と追憶の日々」は1983年公開のアメリカ映画。
第56回アカデミー賞作品賞に選ばれています。
お母さんのオーロラ、娘のエマの母娘の物語です。
このオーロラを演じたのは「アパートの鍵貸します」でお馴染みのシャーリー・マクレーンです。
あらすじ
オーロラはエマという娘を生みますが、父親は早くに亡くなります。
オーロラは娘のエマをとても愛し溺愛します。(オーロラはちょっと変わったお母さんでもあります。)
二人は友達親子みたいな関係でしたが、とうとうエマにも結婚したいお相手ができます。
フラップという大学教師です。
ところがオーロラはフラップが結婚相手というのが気に入りません。それでもしぶしぶ結婚を許します。(物語の最後まで一貫してオーロラはフラップを気に入りません。)
そしてフラップは転勤。エマもついていきます。二人には子供もできます。
母娘はフラップの転勤によって住む場所も離れ離れになったのです。
この間、未亡人オーロラにも恋がやってきます。
仲の悪かった隣人の元宇宙飛行士で魅力的な男、ギャレット(ジャック・ニコルソン)です。
そんなこんなありながらある時エマに不幸がやってきます…。
以上あらすじでした。
たんたんと、たんたんと進んでいく母娘の物語なので、ドラマチックな展開とか派手さはありません。
好き嫌いも別れるかと思います。
私がこの話が好きなのはこの映画のストーリーの中で起きる、小さなドラマのひとつひとつがものすごいリアルなところです。
リアルというのは母親の娘に対する損得なしの無償の愛や想いもそうですし、もっと現実的な場面で言えば家族と引っ越した先でのエマの、生活に追い詰められ疲弊していく姿が本当に本当にリアルに描かれているんです。
それはだんなのお給料が少なくて、いつもお金が足りず、とうとうレジのところで半ギレするスーパーマーケットでの場面や、だんなの浮気にヒステリックになる場面など、生活がすさめばすさむほど心もすさむサマがもう「現実にありそう…」なんです。
みていて辛くなります。
家の中もどことなく汚いし、エマの服はよれっとしているし、化粧っ気ないし、髪はぼさぼさだし、すぐ怒るし…。
エマだって一生懸命なんだけど、女子の魅力なくなりすぎてだんなも子ども(息子)たちもエマにたいして思いやりがないのです。そこも超リアル。
エマを演じたデブラ・ウィンガーがすごいです。
そしてエマもちょっと浮気しちゃいます。
かわききった生活にちょっとだけ潤いがやってきたエマ。
そんなうわっついた恋話(コイバナ)をきゃっきゃとしちゃうお母さんとエマ。
お母さんも自分とお隣さんの話を娘にするし…
私は
「アメリカのお母さんと娘ってこんなん話すのけ〜〜???」
と謎に思ったものです。
それはいまでも謎ですが…。
そして後半の場面。
オーロラが孫に無言でキレる場面は涙がぶわーっと出ます。
最後のジャック・ニコルソンの優しさもほろりです。
書きながらまた観たいなぁと思いました。
そして「夕べの星」という続編もあるようです。こちらも観たことがないので観たいなぁと思いました。
でも今私は MARVELの扉を開いたばかりなのでそちらが優先です(*゚∀゚*)
ちなみにシャーリーマクレーンは親日家で娘の名前は「幸子」にちなんで「サチコ」と言います。娘さんは小学校時代を学習院で過ごしました。
芸名はサチ・パーカーと言って映画「西の魔女が死んだ」でおばあちゃんを演じた方です。
シャーリーさんはスピリチュアルなところがあって、何度も生まれ変わっているそうなのですが、本人が言うには一休宗純の恋人だったこともあるそうですよ。
信じるか信じないかはあなた次第(´・ω・`)
コツメの母さん。でした!