コツメの母さん。今日は何かやってみよう。

日々の出来事を書いていこうと思います。家族は私、夫(コツメの父さん。)、長女(ピヨ姐・社会人)、次女(コツメちゃん・高校1年生)の4人家族です。

いじめっ子は世に憚るのかもしれない。

こんばんは!

コツメの母さん。です。

 

今日は読んでいていやな気持ちになってしまう記事になってしまうと思います。

しかも長文です…(T ^ T)

 

昨日は国立大学の後期試験でしたね。

うちのピヨ姐は私大希望で不合格だったため、もう一年頑張ることになりました。受験終わっています。

私大や前期試験が終わったので、そろそろ同級生のツイッターやインスタが活気付いている模様です。

 

娘はもう会っていない小学校のクラスメイトが有名大学に決まったとインターネットで知っても、人は人と思っている人なので悔しいと思う気持ちもなく、「がんばったんだなぁ」と思うくらいなのだそうです。(ピヨ、あなたも今年はがんばれと言いたい。( *`ω´))

 

逆に学校の友人が浪人確定になった時も「自分と同じ仲間が増えたんだ」とホッと安心する気持ちも全くないのだそうです。

人は人、私は私、の人間なのです。

 

ところが先日、娘がスマホ片手に私のところへやってきました。

 

「 Sの進学先、分かったよ。どこだと思う?」

 

と。

 

Sは娘が小6の時のクラスメートでクラスでも塾でもやたら張り合ってきた女子でした。

ものすごく成績にこだわる子でした。

クラスの中心的存在で、同じく中心的存在の男の子とも仲良しだったため、にらまれた娘はほとんどの子から無視されていました。(娘に全く非がないとは言いません。)

それがかなりのトラウマになり、以来友達との付き合い方に悩むようになりました。

体調もどんどん悪くなっていきました。

 

担任の先生に相談すると

 

「うちの女子はサバサバした子ばかりです。僕は男なので女の子の間に入ることよりも見守りたいと思います。」

 

といわれました。結局は見放されたようなものでした。

娘になにかあった時に責任になると困るからか、二週間に一度は電話をかけてくるのですが、

 

「娘さんは今たいへんクラスで辛い状況です。」

 

というのです。それだけいうだけなのです。だから何をするわけでもないのです。

それってただ「お宅の娘は嫌われている。あいかわらず無視されている。」と言われているようなものでただただ辛かったです。

 

塾では座席を成績順で決めるのですが、同じ時期、娘が在籍するクラスで一位だった時にSが二位だったことがありました。それを知ったピヨ姐が頭が痛いといい塾へ行き渋るので塾長に電話をかけ、

 

「一位の席ではなくて後ろにしてほしいんです。Sの隣は辛くて行けないと娘が言っていて申し訳ないんですけど、お願いします。」

 

と頼んだことがありました。

 

塾長からは

 

「わかりました。今日の授業だけは後ろにします。でもどんな理由があっても成績順の席にすわってほしいので次回は一位の席でお願いします。」

 

と言われました。

 

その日、娘は塾のクラスの男の子から「お前、一位だったのになんでそこ座ってるんだ?カンニングがばれたのか?」と言われたといって後で笑っていました。

 

授業が終わった後、塾長がSとピヨ姐を呼び出して3人で話す場をもうけてくださったようです。(さすがに翌年の宣伝がかかっているので大手塾は学校よりも対応が素早いです。)

Sはその時は「私たち、仲良いよね!」と親しそうにしてきたらしいです。

そして教室を出た後二人になった時、Sに

 

「被害妄想。精神科行け。」

 

と言われたピヨ姐でした。

 

塾から帰宅した娘にその話を聞いたちょうどその時、塾長からも電話がかかってきました。一通り説明した後、最後に

 

「でも二人はとても仲がいいですよ。」

 

と言われ、Sはすごい子だなと思いました。

翌日娘は学校を休みました。

 

このまま不登校になったりしてもよくないと思った私はなんとか娘に気を配ってテンションをあげさせて、夜になり娘もやっと

 

「明日は学校へいく。」

 

と言ってくれて胸をなでおろしました。

 

翌日学校から帰宅した娘は

 

「教室についたらSに、昨日学校休んで精神科行ってきたの?と言われた。」

 

と泣きました。

 

もうみんなから過保護と言われても、受験前なのでという理由をつけて中学受験の前は二週間学校を休ませました。

塾では会わざる得ないけれど、娘はとても落ち着いた様子でした。

無事に受験も終わりました。

 

学習塾へお礼のお酒を持って行った時、学習塾に合格校と名前が大きく張り出され、Sの進学先がピヨ姐の第1志望残念だったら進学する予定でいた学校へいくと分かった時は心底ホッとしたのです。(Sは人にはねほりはほり聞くのに、塾に通っている頃から自分の志望校を娘には言いませんでした。)

 

やっと卒業だ、よかったと思っていましたが、娘の引き出しからSの手紙が出てきました。

 

「I can be both of the god and the  devil. この意味がわからなかったら私に聞きにきて。大人には言わないこと」

 

と書いてあり、本当に悲しいし、腹立たしかったです。

今でも忘れられません。

 

さてそのSの進学先がSNSに書いてあったのをピヨ姐は見つけてしまったのです。みなきゃいいのに。

 

Sの公開プロフィールの名前の下に

○高→早稲田大学○学部

とありました。

 

娘、最初は平静を装っていたけれどいろいろな思いがこみ上げてきたのでしょう。

受験関連のことで初めて泣き出しました。

 

私もそうですが、娘はいじめられっぱなしのままで、ある意味その時間で止まっている部分があるのです。

でもSは持ち前の学歴至上主義で娘が止まっている間に努力を続けて今の娘の実力では到底行けない大学に合格をもらっていました。

ピヨ姐は自分が忘れられずにくよくよしている間、Sは生き生きとしているように見えたのでしょうね。

もちろんピヨが立ち直る強さがなかったと言われればそうなのですが。

 

なんと慰めて良いか、励ましてよいのかわからない上に、その日は私も世の無常を感じました。

 

頭のいいいじめっ子というのは、リーダーシップがあり要領がよいから社会に出ても上には受けが良く、ライバルや反発してくる人間には容赦がないため社会では意外と活躍するというのは言えるなぁと思いました。

 

上からしたらくよくよしてグチばかりのピュア人間よりも仕事がずる賢くてもガッツがある人間の方が使いやすくて世の中から受け入れられるのですよね。

それは分かるし、Sが頑張ったのも認めます。

 

今はただピヨ姐にはこの一件で縮こまってほしくないなぁと思います。

そしてなんとか自分のお花を咲かせてほしいと思いました。(大学ではなく広い意味での将来です。)

 

いやな気持ちになるブログですみません。(もしかしたら後で非公開にするかもしれないけど)

いつまでも昔にこだわっていないでどんどん先に行こうと思いますよね( ;∀;)

私もそう思います。

 

これから中学受験する方に、こういうトラブルがあった時はお子さんに寄り添って、救ってあげてほしいと思います。心に傷を負ったらなるべく傷跡を小さくしてあげてください。

 

それがうまくできなかった

コツメの母さん。でした!