こんばんは!
コツメの母さん。です。
コツメちゃんと映画、「スタンド・バイ・ミー」の話をしました。
スタンド・バイ・ミーは1986年公開の映画。
スティーブンキングの短編小説を映画化したものです。
ベタですが大好きな映画です。
子どもの頃、毎日毎日飽きもせず遊んでいた友達がある時を境になんとなく話をすることもなくなり、やがで別々の道に進んでいく。
あの日々はなんだったんだろう、でもすごーく楽しかった。だけどあの時間は2度と戻らないんだよね。
という経験ってありますよね。
スタンド・バイ・ミーはそれを観ている側に押し付けるわけでもなく自然に感じ取らせるような映画だなぁと思います。
そして派手ではないのに印象深い名シーンがいくつもあるというすごい映画です。
犬に追いかけられるシーンや、線路の上を歩くシーン、ヒルにちゅうちゅうされるシーン、クリスの告白シーン、悪いお兄ちゃんとのやり取りのシーンなどたくさんあります。
四人の子どものキャラクターも素晴らしく、ストーリーが進んでいくと同時に浮かび上がってくる彼らの家族関係もリアルで切ないのです。
ゴーディは四人の中では一番まともな家庭ですが、将来を期待された優等生の兄が事故でなくなり、両親は悲しみにくれているため「僕が死んだ方がよかったのでは」と孤独感に苛まれています。文章を書く才能があるのに否定的で、親友のクリスはそんなゴーディを励まします。
クリスは家庭環境も悪く、どうせあの家の息子なんだから悪いやつに決まっているんだとレッテルを貼られているのですが、本当は聡明で正義感溢れる優しい人間なのです。
ゴーディの才能をつよく信じ、自分自身も生まれながらの悪い環境を悲観していたけれど、抜け出そうと努力します。
グーニーズにも出ているコリーフェルドマンが演じたテディは、ひどい虐待を父親からされているのにも関わらず、軍隊を退役し、精神病にかかっている父を戦争の英雄だと尊敬して愛する精神的に不安定なキャラクターです。
バーンはみんなからいじられるキャラクター。太っていて臆病者。思慮が浅いキャラです。
コツメちゃんも一昨年くらいに観たのですが、とにかく映画のワンシーン、
小説を作るのが得意なゴーディが、焚き火をしながら友達に自作のおもしろい物語を語るところが大好きなのです。
コツメちゃんはその場面だけは強烈に覚えているらしく、思い出しては笑っています。
私もそのシーンが大好きです。とんでもなく汚いパイ食い競争のシーンなのですが、もう面白くて面白くて何度も見ているのにわらってしまうのです。
久しぶりにその場面を見たいというので見ることにしました。
見だしたら結局最後まで見てしまい、分かっちゃいるのにせつなくなりました。
もう何度切なくされたんでしょう。
主人公の一人、リヴァー・フェニックス演じるクリスとリヴァー本人の人生がかぶってしまい、才能に溢れていたのにもかかわらず若くしてリヴァーが亡くなったことでこの映画の切なさが割り増しになってしまいました。
今年は春に観ちゃったけど、夏はスタンド・バイ・ミーを観て、最後にいっしょにスタンドバイミーを歌ってしまう
コツメの母さん。でした。