こんばんは!
コツメの母さん。です。
あだち充先生の「タッチ」
私が中学生の頃、アニメ放送が始まりました。
私はアニメで初めてタッチを知ったのです。
初回から見始めたのですが面白くて毎週楽しみにしていました。
私は優等生キャラが好きなので、双子の兄上杉達也よりも、断然弟の和也派だったのです。
ある日学校へ行くと、隣の席の N君という男の子がタッチの絵が描かれた下敷きをもっていました。
すっごくかわいかったので、
「え!?そういう文房具ってどこで売ってるの?」
と聞いたのです。
私はそういうグッズというものがあるということも知りませんでした。
N君は、
「繁華街の○っていう本屋の二階に売ってるよ。」
と教えてくれました。
今思えば、都会にあるアニメイト的なお店で売っているものを田舎の本屋さんで扱っていたのだとおもいます。
「いいなぁいいなぁ。私、カッちゃんが大好きなんだよ。」
と言ったのです。
するとN君がとんでもないことを言ったのです。
N君「カッちゃんはもうすぐ死ぬよ。」
私「( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)エッ…」
どうやらアニメが始まった頃にはすでに原作で亡くなっていたようなのです。
私は勇気を出して聞きました。
私「・・・な、何巻で?」
N君「7巻・・・!」
タッチで頭がいっぱいになった私は、家に帰ると貯めていたお小遣いを持って自転車で本屋へいき、平積みされていたタッチを全巻書いました。
多分15巻くらいまででていたと思います(タッチは全26巻)。
家に帰り、ドキドキしながら読んでいきました。
そしてとうとう7巻がやってきました。
信じたくなかったけれど、Nくんが言っていた通り、カッちゃんは7巻で亡くなってしまいました。
感受性豊かなお年頃だったので、涙がとまりませんでした。
キャンディキャンディでアンソニーが死んだ時、テリーが去っていった時、ガラスの仮面でマヤのお母さんが映画館で亡くなっていた時、生徒諸君!で沖田君が亡くなった時と同じくらいの漫画で受けたショックでした。(けっこうあったw)
そんなわけで新たに第二章の始まる8巻がいまだにあまり好きではありません。
大人になって読むとカッちゃんも思いつめすぎというかちょっと…という感じは否めませんが、あの頃のショックが残っているせいかいまだにラフ&レディの「背番号のないエース」を聞くと、パブロフの犬のように喉がぐぅってなって泣きそうになります。
カッちゃん派と言いながら「タッチ」で一番好きなキャラクターは勢南高校の西村勇くん。
コツメの母さん。でした!