コツメの母さん。今日は何かやってみよう。

日々の出来事を書いていこうと思います。家族は私、夫(コツメの父さん。)、長女(ピヨ姐・社会人)、次女(コツメちゃん・高校1年生)の4人家族です。

初めてのアルバイトの思い出

こんばんは!

コツメの母さん。です。

 

今から30年前になりますが、高校生の私は人生で初めてアルバイトをしました。

私の通っていた真面目な女子校はアルバイトは校則で禁止されていたのですが、友達が

「日曜日だけでも大丈夫な、高校生OKのバイトがあるよ。」

と誘ってくれたのです。

 

あやしいバイトじゃないですよ♪(´ε` )

それは結婚式場の裏方でした。

私は「やりたい!」と二つ返事でバイトを始めたのでした。

 

日曜日の朝、友達と一緒に朝早くやっているパン屋さんでお昼を買ってから結婚式場へ行きました。建物の裏から入り、事務室で名前を記入します。

私たち(同じ学校の友達で私を入れて3人)の配属先は式場のビルの最上階の宴会場でした。

ベテランのおばあちゃんパート3人と私たち3人で宴会場のドアを挟んで向かいの簡単なキッチンに集まります。

 

荷物を置いて宴会場に行くとまずは引き出物を袋に入れて行く作業です。

バブルだったので袋にはいろいろなお土産を入れました。

鯛ををかたどったお砂糖、引き菓子、お弁当などなど。

 

それが終わったら円卓にお皿を並べていきます。

洋食コースの時は料理の載った皿を運ぶ人がいるのであまり並べる必要がないのですが、和食コースはたくさんの小皿をテーブルの上にあらかじめ置いておくので大変でした。

でも若いからすぐに並べる位置を暗記できていました。

 

並べ終わり、式が始まる前にキッチンに引き返します。

式が始まると私たちは少し暇になるのですが、ホッとするのもつかの間。

式が進んで行くと仕事が始まります。

 

お料理は別のところから別の人が運んでくれるので大丈夫なのですが、私たちの披露宴中の仕事は食べ終わったお皿が下げられてくるのでそれを洗うのと、お酒やビール、ジュースなどの飲み物を追加された時に準備する(ベテランおばあちゃんが熱燗はつくってくれた)ことでした。

友達と3人でもくもくとやりました。

 

あっという間に披露宴が終わると、だだーっと宴会場に入って後片付け、そして次の方の披露宴の準備に入ります。

大安の日曜日なんて夕方まで三組くらい入っていたので、そういう日は、披露宴と披露宴の間に社員さんが「早くしろーーー!!」と、怒鳴り声をあげていました。

もう必死です!

 

お給料は月に15000円くらいだったと思いますが、高校生にとってはじゅうぶんなお小遣いでした。私はCDやライブチケットに費やしていました。

 

ある日、いつものごとく最上階の披露宴の準備が終わると社員さんがきて、

「今日はこの会場で披露宴はもうないから、下の階へ行って手伝ってください。」

と言われ、私たちは

「はーい。」

といって初めて下の階の披露宴会場に行ったのです。

 

入ってみて「えっ。」と思いました。自分の担当の会場と雰囲気が全然違います。

最上階の部屋は明るい日差しが入る、ピンク色の絨毯、白いドア。おフランス、という感じだったのに。

その日入った部屋は、自然光がはいらない部屋にオレンジ色の絨毯で上の部屋に比べると暗い雰囲気だったのです。

その時私は世の中にはランクみたいなものがあるということを初めて知ったのでした。

 

そのアルバイトもすぐに終わりを迎えます。

月曜日の朝礼で先生からの注意があったのです。

 

「高校生を大量に雇っているアルバイト先があることがわかりました。心当たりのある生徒がいたら即刻やめるように。いまのうちに。」

 

びびった私たちは速攻でやめたのでした。

でもちょっとの間でしたがいろいろなことを学んだ初めてのアルバイトでした。

 

アルバイト代はいっしょにバイトに行っていた友達と佐野元春とTMNのライブに使い、消えました。

 

コツメの母さん。でした!