こんばんは。
コツメの母さん。です。
金曜日の夜、帰宅したコツメの父さん。いつものごとくその日あった出来事を一方的におしゃべりし始めました。
「今日のネタは二つあります。」と言うので
「ひとネタ5分くらいでお願いします。」
と言いました。
父さんの話はディテールが細かくて、長いのです。その割に落ちが弱いのが不満です。
でも今日の二つのネタのうちの一つは「そうだったんだ〜。」とちょっと感心したので書きたいと思います。
とあるビルでお刺身定食ランチを一人食べていたコツメの父さん。
隣には観光客っぽい外国人のグループがランチを食べていたのですが、バイトの店員さんになにか英語で質問をしていました。
どうも
「明日もランチをやっていますか?」
と聞いている様子です。
店員さんも質問を理解したようで、
「イエス。ウィーハブランチタイム トモロー。バット ノーランチ」
コツメの父さん、「へ?」
と思ったそうです。
「はい。明日もランチタイムがあります。でもランチはありません。」
ですよね。
意味がわからないですよね。
父さんが推察するに、
「ランチはやっていますが、メニューの内容が違います。」
と言いたかったみたいです。明日は土曜日。きっと平日ランチと土日は違うと言いたかったのかも。
するとその外国人のお客さんはさらにトリッキーな質問をしてきました。
「私たちは明日ランチに来ようと思っています。でも今日の日没から明日の日没まで、私たちはお金を使うことができません。なので今、カードで前払いして明日ランチを食べることはできませんか?」
店員さん、困惑です。
コツメの父さんは気がつきました。おそらく彼らはユダヤ教の方なのです。
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教には安息日(シャバット)があり、ユダヤ教の安息日は土曜日です。
宗教によって違いはあるらしいのですが、安息日の日は働いてはいけないので禁止されている事柄があるのだそうです。
例えば料理をしてはいけない。火を使ってはいけない。電子機器を使ってはいけない。電気をつかってはいけない。お金を話をしてはいけない。お金をつかってはいけない。
などです。
これを金曜日の日没から土曜日の夜まで行うのだそうです。
コツメの母さん、初めて知りました。
「これは店員さんに伝わらない!」と思い、いつもだったら話しかけないコツメの父さんが、店員さんと外国人の方の間に入って説明したそうです。
ちなみにコツメの父さんは読み書きは得意ですが、毎日英語を話す仕事をしているのに、話すのはいまだに苦手で発音が思いっきり日本ぽい英語なので家族から
「アウアウイングリッシュ(あわあわ話すから)」
と呼ばれています。
「おれ、説明したよ。アウアウイングリッシュで。」と笑っていました。
ここがまた日本らしいのですが、店員さんはなんども外国人の提案を店長に聞きに行き、戻ってはことごとく
「無理です」と言っていました。
前日のカード払いも無理でしたし、その外国人の方、
「じゃぁ、私のクレジットカードを渡しますから、土曜日の日没になったら引き落としてください。夜受け取りに行きますから。」
と提案したそうです。
「too risky」
とコツメの父さんもいったし、店長さんからも
「デンジャラス」
と断られていました(当たり前です。)。
「では明日のホテルに冷蔵庫をなんとかしてもらって今日海鮮丼を持ち帰って明日食べたいのですがお持ち帰りできますか?」
と聞いてきたので通訳したら店員さんがまた店長に聞きに言って
「おさしみのような生物を明日食べるのはだめだ。」
と断られていました(当たり前です)。
とにかく全ての提案が合意に至らず終わりました。
別れ際にコツメの父さんは、外国の方に
「あそこにセイジョー石井があります。グロッサリーを買っておいてホテルで食べるのもいいと思いますよ。」
と言ったら
「あそこのお店は知っています。でもグロッサリーよりここのお料理食べたいんだよね〜。」
と言われたそうです。
難しいですね(^_^)
コツメの父さんは
「こんなこと、東京オリンピックの時なんか至る所で頻発するぞ。やばいぞ。」
とオリンピックの心配をしていました。
確かに言葉も大事ですが、宗教だったり文化だったり少しでも知識があるほうがコミュニケーションを取りやすくなるんじゃないかなと思いました。
英語に自信がないコツメの母さん。でした!
以下、ブックマークコメントのお返事です。いつもありがとうございます。
s-kumakumaさま
やっと理解したのですが、それまでは何年も怒って叱ってばかりの母でした。今年はいい結果がでないかもしれませんが、ゆっくり将来にむけて頑張って欲しいなぁと思っています。と決意しても気持ちはゆらゆらですが♪(´ε` )
flemyさま
過敏性大腸、ストレスや緊張が原因なんですよね。いつ痛みがくるか分からないと不安で外出もままならなくなって想像するだけで辛いです。学校…、腹痛の不安を抱えながらなんていられる場所じゃないですよね。
mashleyさま
娘が笑顔になるとこちらも元気な気持ちになります。偏頭痛も吹き飛びます。一長一短ありますね。先生方も忙しいけれど、お互いの国の良さを勉強していい形で取り入れられたらいいのになぁと思います( ´ ▽ ` )
コナンくん、もうサザエさんですね。
そして、受験生だった頃の思い出にもやさしいコメントありがとうございました。
ほんと大人になるとお互いもう少し素直に言えてたら変わっていたのかもって思います。