こんばんは!
コツメの母さんです。
昨日の寝坊事件のブログにブックマークでコメントくださったみなさま、
優しく励ましていただいてありがとうございました。
今日は緊張して起きることができました。
今、受験シーズンですね。
自分の受験の頃のことを思い出したりするのですが、かなり忘れてしまっています。
私は田舎から上京して5校くらい受験したのですが、その時にお昼ご飯をどうしていたんだっけ?とか、合格発表の時も東京で確認したはずなのですが、友達と見に行った記憶はあるのです。
でも携帯もない時代にどうやって東京で落ち合ったのかは記憶がないのです。
やっぱり何十年も経ってしまうと忘れてしまうものですね。
そんな中、ものすごく覚えていることがあります。
第一希望の短大の合格発表を見に行ったコツメの母さん。見事に不合格でした。
それまで受けたのも軒並み不合格だったあとの最後の不合格でした。
その時、いっしょに合格発表を見に行った友達がいました。彼女は中学の同級生で高校は違うところにいきましたが、腐れ縁というか、要所要所で連絡を取り合う子でした。
でも本当は私も相手もお互いを嫌っている節がありました。
中学時代から表向きは仲良くしていましたが、私は彼女の傍若無人な振る舞いと彼女を信用して話したことを他人に漏らされてしまったことでなんども悲しい思いをしたのですが、彼女に「やめて。」と言えずにいました。今もそうなのですが、勇気がないのです。
勇気がなくて、いつもへらへらと許していました。
彼女からしたら私がいつもへらへらしていてのらりくらりしていて、人と衝突することがなかったのでいらいらするところがあったのだと思います。
彼女は常にエネルギーに満ち溢れていて先生とも同級生とも衝突していたから敵も多かったのです。
私はあまり敵をつくらない(悪く言えば八方美人)ので、彼女にとっては私の存在がいらつくというところがあったと思います。
彼女からみると私は要領が良くて頑張っていない割に美味しい思いをしている子だと感じていたんじゃないのかなと今は思います。
そんな彼女と見に行った合格発表。
私が彼女のところに戻り、
「だめだった。」
というとめずらしく
「お昼でもおごるよ!」
と優しい言葉をかけてくれたのです。
どこの喫茶店かは忘れましたが、渋谷かどこかでセットドリンクのついたランチを食べたのです。
その途中で私は
「ごめん。だめだったって、お母さんに電話してくるわ。」
と言い、お店の公衆電話から浪人する決意で電話をかけました。
明るい声で電話にでた母に、
「お母さん、だめだった。」
というと、
「あ、そう。あのさ、◯女子大短大から合格の封筒が届いてるよ。」
と言われたのです。
受かるわけないと見に行かず、なかば忘れていた女子大にひっかかっていたのです。
ものすごい安堵感がわーっとかけめぐって電話をきり、テーブルに戻り友人に
「今電話したら◯女子の短大に合格していたって母に言われた。」
といったのです。すると彼女がぽつりと
「いつもあんたって結局助かるよね。」
と小さく呟いたのが聞こえたのです。
私、その時もおそらくへらへらっとして椅子に座り、聞こえなかったふりをしてランチを食べ続けました。
心の中で
「あぁ、やっぱりこの子は私のことを嫌いなんだなぁ…。」
と思いながらいつものようにとぼけていました。
その2年後くらいに結局彼女に対して「仏の顔も三度、いや100度までだよね!」ということがあり、フェードアウトしました。
最後まで私はその子に「やめて」と言えないまま、本音を伝えないまま終わりました。
ちょっと辛かった受験の思い出です。
コツメの母さん。でした!