コツメの母さん。今日は何かやってみよう。

日々の出来事を書いていこうと思います。家族は私、夫(コツメの父さん。)、長女(ピヨ姐・大学3年生)、次女(コツメちゃん・中学2年生)の4人家族です。

大号泣した映画「ふるさと」

こんばんは!

コツメの母さん。です。

 

今日は大号泣した映画の話をしたいと思います。

その映画は「ふるさと」です。「ふるさと」は1983年に公開された加藤嘉(かとうよし)主演の日本映画です。

私はこの映画を中学校一年生の時学校で観たのですが、もう我慢できずにおいおい泣いてしまいました。

年頃だったのもありますが、人生で最大に泣いた映画です。

 

あらすじ

 

ある山あいの小さな村に妻を亡くした老人(加藤嘉)と息子夫婦(長門裕之 樫山文枝)が住んでいた。

その村ではダム工事が行われていて、もうすぐ村は湖の底に沈むことになっており、だんだんと村人も引っ越していく。

老人は痴呆症が進んでおり、息子夫婦は介護に手を焼いていた。

ある日老人がかつてアマゴ釣りの名人だったと聞いた隣の家の少年が「アマゴ釣りを教えて。」と頼みに来て…

 

というストーリーです。

 

この老人を演じた加藤嘉の演技がすごいです。本当に痴呆症の老人のようなのです。

加藤嘉はこの作品でモスクワ国際映画祭主演男優賞を受賞しています。

とても印象に残っているのが、息子夫婦が働きに出る時、老人の徘徊が心配なので小屋に入れて食べ物を置いて鍵をかけてしまうのです。

小屋の中でじーっと大人しくしているおじいちゃん。

でもだんだんだんだん怒りがこみ上げてくるのです。そして瓶を掴むと窓にガッシャーンと投げつけるのです。

もう、迫真の演技です。

 

最初から最後まで加藤嘉、すごいです。

アマゴ釣りと聞いて、ボケていたのに時々ピーンとしっかりしていた頃の感覚がもどり、少年とずんずん歩いていくシーンも、もう映画を観ながらハラハラします。

 

そしてもうすぐ終わりを予感させる美しい村と、老人の一生がうまく並行して描かれています。すばらしいの一言です。

 

しばらくこの映画をみたくてレンタルショップに行ってもなかったのですが、2013年にDVDで発売されたようです。

もしかしたらレンタルショップにも置かれているかもしれません。

 

本当にいい映画です。

 


日本映画史に残る不朽の名作『ふるさと』が遂に12月6日 初DVD化!

 

 

 

コツメの母さん。でした!