こんにちは!
コツメの母さん。です。
「育児」のカテゴリーを先日「家族・育児」に変えました。
何故なら夫、「コツメの父さん」についても書きたいなあと思ったからです。
コツメの父さんはものすごく素直で不思議な人です。
素直って強いな…と思います。
仕事の愚痴はしょっちゅう言うけれど、落ち込まず悩みません。悩まないってすごいですよね。
子どもの頃から勉強ができて、「解けちゃった。解けちゃった。」「楽しい。楽しい。」「次は何習うんだろう。」でずっと来れた人です。
田舎の公立出身で中学高校は無遅刻無欠席、運動部をやりながら塾なしで参考書もお金がもったいないからといってほとんど買わず、模試は成績優秀者のため無料、学校のテストも高三で大変な時期でも保健体育や美術音楽までしっかり勉強していたらしいです。大学も国立だったのでお金に関してはずいぶん親孝行だったようです。
私にとって勉強は苦行だったので、独身時代の私は、『コツメの父さんはいやなこともちゃんと我慢してやれるような真面目人間なんだわ。』と思っていたのです。
ところがコツメの父さんは、我慢なんてしていなかったのです。
探究心と興味津々が止まらない子ども時代のまま初老になったいまでもそんな感じなので家族から「こどもおじさん」と呼ばれています。
ラッキーなことに「たまたま」楽しいことが勉強であったり仕事であったりだった。
もしこれが、飲む打つ買うが楽しい人だったとしたらコツメの父さんの性格上、本当に取り返しのつかないくらいのめり込んだかもしれないのに、たまたま興味のあることが世の中的に良いことだったからなんとかなっているのです。
ある意味とても幸せな人なのだと思います。素直、天然、最強だと思います。
でも、それを理解するまでに私はストレスでした。
コツメの父さんは生まれつき整理が上手なので、物事が起きてもそれはそれ、これはこれ、の人です。ものすごく合理的に生活をしていると思います。
私はどうしても常識とかマジョリティにこだわって、「みんなこうやってるんだからそうしたら?」とか言っていたのです。
でもコツメの父さんは「どうして?」という感じで自分のスタンスを曲げません。
完全なる我が道を行っているのです。
そして遺伝ってすごいですね。確実に長女のピヨ姐が「それはそれ、これはこれ」をしっかりと受け継いでいます。(がしかし、ピヨ姐は私に似て落ち込みやすい性格も併せ持っているので複雑です)
↑ この風景を見て『今日もピヨ姐ちゃん起きられなくて学校休んだんですけど…。受験生なんですけど…。』と思う私。そう言っても「それはそれ。ポケモンはポケモン。」の夫。
はっきり言って家族の半分がそれって本当にストレスでした。最近やっと慣れたけれど…。
そしてやっと慣れ、理解できて来て初めて思ったことがあります。
日本人はなんでも関連づけてしまい、「それはそれ、これはこれ」が苦手ですよね。
それがストレス社会の一因になっていると思います。
「棚上げする勝手な人間」と「それはそれ、これはこれ人間」は同じように見えてしまうのでいやな心象を持ちがちですが、「それはそれ、これはこれ人間」と「棚上げする勝手な人間」は似て非なるもの、イコールではないのだと思うようになりました。
最近ネットのニュースで目にしたパワハラセクハラの一件もそうですが、結局被害者に対して過去の発言が矛盾しているとか棚に上げてるとか、騒ぎになりますよね。
そういうことで被害者がたたかれてたりごちゃごちゃになることって今回だけじゃなく、過去にもかなり起きていると思います。
確かに被害者という人が何かよからぬ目的があってたきつけることもたくさんあったので、世の中の人たちは
「私たちはだまされないぞ」
でいろんな過去の出来事を紐づけて、紐付けすぎて…… 結果、わけがわからなくなる、のだと思います。
そしてそんなごちゃごちゃを見た訴えようと悩んでいる本当の被害者たちが
「言っても結局たたかれる。自分の過去をほじくり返される。」
と思い、言えなくなるだけになってしまう気がしました。
でもさ、ほじくる人だって完璧ではないですよね。なんだか完璧な被害者じゃなければいけない感じ、普通に無理ですよね…。
完璧な人間なんていないのに、完璧でなければ発言しちゃいけないこの感じ。。。
なんと生きにくい世の中でしょう。
そういうことを考えると、うちのコツメの父さんや、ピヨ姐さんの
「それはそれ。これはこれ。」思考ってけっこういいんじゃない?と思います。
関連付けすぎず、単純にものを見た方がいいことだってあるよね。と思うのです。
単純に考えると悩みが少し減るんじゃないかなぁ。
コツメの母さん。でした。