今日は何かやってみよう。

日々の出来事を書いていこうと思います。家族は私、夫(コツメの父さん。)、長女(ピヨ姐)、次女(コツメちゃん)の四人家族です。

子どもの頃にものすごく母に叱られた思い出。Part.2

おはようございます。

 

コツメの母さん。です。

 

今日も涼しいですね。体調には気をつけたいものですね。

 

さて、先日母に叱られた思い出を書きました。

 

 

www.kotume-kasan.com

 

叱られたことって、全て忘れてしまったり、叱られたことは覚えているんだけどなんでだっけ?と理由が思い出せなかったりすると思うのです。

私はそうです。

 

でも忘れられなくて、いまだに心刻まれていることもあります。

前回の他所様からいただいたものを置いて帰ってしまう非礼をおかした話もそうですが、今回も母に叱られて反省した思い出第二弾です。

 

コツメの母さん、小学校4年生くらいの話です。

 

私には親友と呼べる女の子、キティちゃんがいました。

キティちゃんは年の離れたお姉さんのいる、ちょっと文化的におませなおしゃれ女子でした。

大人しくてキティちゃんみたいに色白なのですが、なんかちょっと他の子と違うお上品な感じの子でした。

私は仲良くしつつもいつもキティちゃんや、キティちゃんのお姉さん、キティちゃんのお家に密かな憧れと羨望を抱いていました。

 

そのキティちゃんと遊んでいた時、キティちゃんが

 

「ねえ、日曜日に下町へいかない?」

 

と提案してきたのです。

 

したまち、とは私の田舎では駅周辺の繁華街一帯をさしました。

私たちの住んでいた町から下町へ行くには、バスに乗って坂を下っていかないと行けなかったので下の街、でしたまちかなと思っていたのですが、なんでそう呼ぶのかは分かりません。

 

兎にも角にもしたまち、というのは昭和時代の私たち子どもの間ではキラキラのキーワードでした。

当時コンビニなどありませんでしたし、子供の娯楽といえば本屋か駄菓子屋さん。

かわいいファンシーグッズ(死語)のお店や、なんでも売っている百貨店が集中しているのは下町しかありませんでした。

 

休みの日に親がふいに

 

「今日は下町にいくよ。」

 

と言われると、子どもたちはうれしくて目を輝かせたものです。

バスに乗って20分。

降りると大きなYAMAHAのレコード屋さん。下はレコード、二階は楽器。

西武デパート、丸井、そして地元の老舗デパート松菱がありました。

映画館。

かわいいからくり時計のついたお城みたいなおもちゃやさんもありました。

マルイの一階にはサンリオショップがあり、信じられないくらいかわいいもので埋め尽くされていました。

 

親の買い物に付き合い、おもちゃ屋さんや大きな本屋さんを見て、デパ地下では量り売りのめずらしいお菓子を買ってもらえることもありました。

デパートの食堂でご飯をたべ、屋上の遊び場で乗り物にのったらバスに乗って帰るのです。

 

そんな大人の下町にキティちゃんは子どもだけで行くというのです。

行き先は…

市内で一番大きい「図書館」でした。

 

学校の図書室以外でしか借りたことがない私はどきどきしました。

でもキティちゃんはそういう時は度胸が座っていました。

今思えばバスで20分くらいなのですが、私にとってはなかなか親でさえも連れて行ってくれなかった場所だし、学区内で生活していたから未知の街でした。

 

ドキドキがとまりません。

 

「うん。行こう。」

 

と言ったものの、お金はバス代くらいしかありませんでした。

キティちゃんは慣れた様子で図書館に入っていきます。

私は近代的な建物にちょっと怯えつつ入っても自分がいるような気持ちになれませんでした。

ひんやりした空調機もなんだか心までひんやりして、慣れない匂いもしていました。

ふわふわとした疎外感を感じながらキョロキョロするのですが目にはなにも入ってこない感じです。

 

二人はそこで本を借りたのです。

今思えば身分証もないのにどうやって借りたのだろうかと謎ですが…。

とにかく一冊だけ借りてバスに乗り、家に帰りました。

 

当たり前ですが、本を借りたら返しに行かなくてはなりません。

 

それなのに私は「返しに行くのはいつなんだろう。どうするんだろう。」と思いながらもキティちゃんに合わせてぼんやりとしながら借りてしまったのでした。

 

お小遣いの限界もあるし、キティちゃんの都合だってあります。

毎週日曜日に遊びに行けるわけでもありません。

でも、私一人で行けるわけもありませんでした。

 

その部屋に置いた本は、もう私にとっては心の重石のようになっていました。

 

その本を見るたびに

 

「どうしよう。返しに行かなくちゃ。」

 

と心がきゅぅーっとします。

母親に下町へ行ったことは内緒だし、図書館へ連れて行って欲しいなんて言えませんでした。

 

どんどんどんどん日は過ぎて、本を見るたびに不安になる日々でした。

そしてとうとう、どう返したのか忘れてしまったのですが、返せたのです。

 

図書館に行ったのか、巡回図書館のバスの返却ボックスに入れたのかわかりませんが、とにかく返せたのでした。

重石がとれてホッとしました。

 

ところがその数日後のことです。

 

母が烈火のごとく怒りながら私のところに来て、

 

「コツメの母ちゃん、あんた、図書館で本を借りたのに返していないの?」

 

と言いました。

 

『えっ?どうして知ってるの…?』

 

とドキドキしました。

 

怒っているのでまず返したことを言いたいのですが、どこから話していいのかわかりません。

それでも母に返したことは伝えました。

そして下町にキティちゃんと行ったこともです。

 

なぜ母にバレたのかといいますと…。

 

返却した時期と入れ違いだと思うのですが図書館から「貸出期間を過ぎていますので至急返却してください。」というハガキがきたのです。

母はそのハガキを受け取って、

 

「借りたものは必ず返さなくてはいけない。こんなハガキが来るまで借りっぱなしにするなんてなんたる、なんたるだらしのない子なんだ!!」

 

と思ったのでしょう。

 

めちゃくちゃお説教されました。

私も借りていた期間、ずーーーっと気になりながらも行動せず罪悪感に苛まれていただけなので母が怒るのは当たり前だし、こんなハガキをもらったのを本当にものすごく恥ずかしく思ったのです。

 

同時に

 

世の中って借りたものを返さなければなんらかの形で連絡がくるのだ。

 

と学んだのでした。

 

あまりに恥ずかしくていまだトラウマです。

なのでピヨ姐やコツメの机に学校図書館の本が置いてあるとつい

 

「ちゃんと返してね。」

 

とか

 

「ちゃんと返した?」

 

とよく聞いてしまいます。

 

コツメの母さん。の叱られた思い出でした!