今日は何かやってみよう。

日々の出来事を書いていこうと思います。家族は私、夫(コツメの父さん。)、長女(ピヨ姐)、次女(コツメちゃん)の四人家族です。

ひよこの思い出。

こんにちは。

コツメの母さん。です。

 

コツメちゃんから

 

「ママ。昔はお祭りでひよこって売ってたの?コツメも飼ってみたい!」

 

と言われました。

 

ひよこ…。

 

そう、お祭り会場はもちろん、たまにあやしげなおじさんが大量のひよこを浅い箱に入れて下校時間に校門の前で売ってたっけ。

 

もうあまりの可愛さに小学生の心は鷲掴み。

急いで家に帰って親に頼むのですが

「絶対ダメ!」

と言われて撃沈した覚えがあります。

 

そしておやつを食べながら

 

『ともだちは買いにいったかなぁ〜』

 

なんてくやしく思うのでした。

 

そんな話をしながら思い出したことがあります。

 

それは

 

「カラーひよこ」。

 

昭和の縁日で見かけられたひよこです。

文字通り色付けされたひよこです。

 

ピンク、青、緑…

かき氷のシロップみたいな鮮やかな色に染められたひよこたちが昭和時代には売られていました。

 

初めて見た私は、かわいい、よりはちょっとギョッとしました。

 

私は普通の黄色いひよこがいいなぁと思いましたが、やっぱりどんな色をしていてもひよこはかわいかったです。

 

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私の同級生にN君という男の子がいました。

私の家は小学校から一番遠かったのですが、一番近所に住んでいるのがN君でした。

N君が学校を休んだらプリントを持っていくのが私で、そうこうするうちに私はN君の家で時々遊ぶようになっていました。

 

N君のおうちは商店をいとなんでいてやり手のおばさん(Nくんのお母さん)がきりもりしていてお金持ちでした。

N君はちょっとした問題児?でよく先生に叱られたりしていたのですが、おばさんはものすごく彼を可愛がり、遊びにいく私のことも可愛がってくれました。

 

ある年の夏休み、ラジオ体操へいく道すがらN君の家に立ち寄った私はびっくりしました。

庭にピンクやら緑やら青のカラーひよこがチッチチッチと遊んでいたのです。

手を伸ばしても届かなかったあのカラーひよこが今、手の届くところにいるのです。

5羽くらいいるのです!

 

「可愛いね…」

 

というと、おばさんがニッとしながら

 

「お祭りでNが欲しいっていうからね。」

 

と早口で言いました。

おばさんはとにかく忙しそうでした。

 

「いいなぁ、Nくんは。」

 

と思いながらひよことしばし戯れ、ラジオ体操に行きました。

帰り道にNくんの家に寄ると、玄関前にコロコロコミックが積まれていてNくんから

 

「コツメ母ちゃん、コロコロ捨てるけど、読むか?もっていってもいいぞ。」

 

と言われ

 

「持ってく!」

 

と言って持って帰るコツメの母さん。

夏休みは一年分くらいのコロコロを一気読みして過ごすのでした。

 

そうこうしているうちに数週間が経ったある日、私はまたNくんの家の玄関に立ち寄ろうと庭に入ったのです。

その時、忘れることのない光景を見たのでした。

 

そう、

 

あの時のカラーひよこです。

 

 

ひよこたちは無事に成長し…

 

 

 

少年ニワトリに変わる最中の姿でした…。

 

 

柔らかいふわふわの毛が中途半端に抜け落ち、大人の羽が中途半端に生え変わってるまさにその時でした。

青色と白いニワトリの羽が混在し…。

ピンクと白いニワトリの羽が混在し…。

緑と白いニワトリの羽が混在し…。

 

あどけない顔はじゃっかん子供の気配を残しつつも大人びたニワトリの顔つきになっており、頭のてっぺんにはトサカらしきものが生え始め…。

 

成長は喜ばしいことですよ!

喜ばしいことですが…。

 

あぁ…。

 

幼い頃の私は知らなかった言葉ですがその容貌は

 

グロテスクでした…。

 

当たり前ですが、

 

カラーひよこはカラーニワトリにはならなかった

 

のです。

 

Nくんのニワトリはたくましく成長をとげ、

 

こっこっこっ

 

と勇ましく庭を歩き回っていました。

 

怖いくらいです。

 

ひよこはかわいいけれど、最後まで愛せる自信が私にはない…。

 

私はその時思いました。

 

そしてもう二度と安易にひよこがほしいと思わなくなりました。

 

私もカラーひよことともに成長したのです。

 

大人の階段登る、私…。

 

その後Nくんのニワトリはどうなったのか覚えていない

 

コツメの母さん。でした。